また、笑いだけでなく、TAKIが韓国活動の際にイヤモニが一切聴こえなくなるハプニングがあったことを明かし、EJは「お互いに頼りながら乗り越えてきた」とコメント。Kは「体調を崩すメンバーもいたけど、ステージ前ではみんなで気合を入れて支え合いながら活動していました」など、グループの絆が感じられるエピソードも語ってくれた。

　このトークコーナーで意外な魅力が発掘されたメンバーも。K曰く、&TEAMメンバーの誕生日パーティーはJOが仕切っているのだそう。普段は真面目でシャイな印象があるJOだが、実はパーティー担当だったことには会場のLUNÉもびっくり。事前にメンバーの好みに合わせてケーキを選び、パーティー当日はみんなが楽しんでいる姿を慎ましく見守っているという和やかなエピソードに会場全体があたたかいムードに包まれた。

　事前にLUNÉから募った質問をメンバーが返すコーナーでは、「どうすればJOくんのように小顔になれますか？」という質問に対し、JOがその場で小顔マッサージを伝授する様子も。また、「会場のLUNÉに1周年の甘い言葉をお願いします」というリクエストにはYUMAが「1周年、こうして来れたのはすべてLUNÉの皆さんのおかげです！　ありがとう！」とコメントした。

　和気藹々としたムードに包まれながらトークが終了し、いよいよ公演も終盤へ。2nd EP『First Howling : WE』に収録されている「Road Not Taken」と「FIREWORK」を披露し、アクロバティックなダンスで会場を魅了した。彼らの一糸乱れぬパフォーマンスがこの1年のあいだにさらにブラッシュアップされたことを感じる、圧巻のステージだった。

　アンコールに応え、9人が再びステージに登場し、「Blind Love」を熱唱。ファンからのスローガンサプライズに、心なしか少し目を潤ませながら歌うKの姿も。先ほどまでのダンスパフォーマンスの時とは違い、LUNÉも静かに聴き入っていた。曲が終わると、EJの口から11月に1stアルバムがリリースされることが発表され、この日最も大きな歓声が会場に響き渡った。

　そしていよいよフィナーレへ。ここで、メンバー全員が浴衣姿で登場し、LUNÉへ向けたポップなラブソング「月が綺麗ですね」を披露。トロッコに乗りながら、会場の隅々まで埋め尽くすLUNÉのそばに行くメンバーたちと、それを一瞬たりとも見逃さない気迫で見つめ、カメラに収めるLUNÉ。互いの姿を目に焼きつけるかのような光景は、この公演のタイトルにもある“縁”を感じる瞬間だった。

　最後の挨拶では、「楽しいことも辛いこともたくさんあった」「決して簡単な1年間ではなかった」と語りつつも、「LUNÉの皆さんの『そばにいるよ』という言葉にたくさん助けられてきた」「これからもずっと僕たちのそばにいてほしい」と感謝と愛に溢れたメンバーのコメントで会場があたたかいムードに包まれた。

　最後にFUMAが「9月3日、今日という特別な日を僕たちと一緒に過ごしてくださり、本当にありがとうございます。僕たち&TEAMは、大切なLUNÉの皆さんと一緒に成長して、世界に羽ばたいていくようなアーティストになりたいと思っています」「これからもずっと一緒にたくさんの思い出を作っていきましょう」「僕たち&TEAMはLUNÉの皆さんを愛しています」と語り、1周年記念公演は幕を閉じた。

　アンコールでEJから発表されたように、11月には1stアルバムの発売が決定。次回のカムバックではどのように成長した姿を見せてくれるのか、期待が高まる。公演中にKが「もっともっと音楽に貪欲なアーティストになっていきたい」と語ってくれたように、&TEAMの今後が楽しみだ。

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