そして、まるでミュージカルやショーを見ているかのようないきいきとしたダンス＆フォーメーションも楽しい。サビ付近では目黒から後方にいるラウールへと流れるようにセンターが引き継がれており、目黒がきっかけとなった新たな勝負作を“心友”であるラウールがダンスで援護する構図も熱いポイントだ。また、それぞれのメンバーがソロでアピールする中、岩本照のラップや渡辺翔太のロングトーンなどテクニカルな見どころも盛り込まれている。ラストサビ前の目黒の高らかな笑い声もいいアクセントとなっており、ドラマを見進めていくことでハルと目黒がリンクして見えるようになっていくのかもしれない。さらに、ハミングパートのダンスがとてもキャッチーかつユニークなため、SNSなどで真似する人たちも出てきそうだ。

　歌詞では「スリルや逆境さえも楽しみながら、人生というゲームを進めていくさま」（※2）が歌われているとのことで、こちらもドラマとともに曲を聴き込むことで楽しみが広がるのではないだろうか。ドラマとの相乗効果やミュージックビデオの仕上がりなど、次なる「Dangerholic」の展開が待ち遠しい。

※1、2：https://realsound.jp/2023/06/post-1354055.html