Snow Man 渡辺翔太＆Da-iCE 花村想太は両グループの楽曲をカバー

　2023年5月19日に放送された『オオカミ少年』（TBS系）では、Snow Manの渡辺翔太がDa-iCE・花村想太と親交が深いことを明かした。「年の差ヒット曲バトル！ハマダ歌謡祭」という企画の中では、渡辺がDa-iCEの楽曲「スターマイン」を見事な歌声でカバー。

　番組放送中には、花村本人がTwitterで「うぉーーー！しょうちゃんありがと！やばすぎるー！！！」と反応して話題となった上に、番組放送後には花村が自身のTikTokでSnow Man「Slow」のダンスカバー動画を投稿。両グループのファンから、お互いの楽曲を歌唱やダンスでカバーしたことに対して称賛や喜びの声が寄せられ、大きな盛り上がりを見せた。

　このような所属事務所の垣根を越えた交流やコラボレーションの実現によって、現在のボーイズグループシーンには、熱気に満ちた楽しげなグルーヴ感と、スクラムを組んで日本の音楽シーンを盛り上げて行こうとする連帯感が生まれているように思う。そういったグルーヴ感のあるコラボシーンでは、各グループがお互いの楽曲をパフォーマンスし合うからこそ、メンバーの新しい魅力が垣間見えることも多い。SNSでの盛り上がりを見るにつけ、ボーイズグループ同士のコラボレーションは、ファンとしても楽しみなコンテンツのひとつに昇格していると言えるのではないだろうか。

　特に2023年に入ってからは、グループ同士のコラボレーションが加速しているように思う。例えば、BE:FIRSTの所属事務所・BMSGを手がけるSKY-HIが『D.U.N.K. -DANCE UNIVERSE NEVER KILLED-』という日本テレビとタッグを組んだ大型プロジェクトを始動させた。同プロジェクトのステージには、これまでにHYBE LABELS JAPAN所属の&TEAMやLDHのGENERATIONS from EXILE TRIBE、スターダストプロモーションの超特急などが出演しており、今後どういったコラボレーションが行われるのか、注目が集まっている。

　近年は、ブームと言って差し支えないほど、ボーイズグループの数も増加傾向にある。多様なコラボレーションの実現で盛り上がりを見せると同時に、シーン自体が次のフェーズへ進むことを予感させる。それぞれが切磋琢磨できるライバルであり、仲間でもあることを感じさせる今の状況は、日本のボーイズシーンを急速に発展させることへと繋がっていくのではないだろうか。