岩田剛典、新たな挑戦＝ソロステージで届けた“体温” これまでの歩みと可能性が詰まった1stツアーを振り返る
ソロアーティストの先輩＝ELLYへのリスペクトで完成した新曲
――またアンコールでは、岩田さんのルーツとなるダンスジャンルであるKRUMPをフィーチャーした新曲「BREAK THE LAW feat. CrazyBoy」（作詞：TakanoriIwata, CrazyBoy, ZERO(YVES&ADAMS), Toru Ishikawa／作曲：Toru Ishikawa, SLAY）を初披露。本編が爽やかだっただけに、“治安の悪い岩田さん”のサプライズ登場には驚かされました。衣装も“袖モギリシャス”ですし（二の腕を出した衣装のことを意味する岩田語録）。
岩田：（笑）。MVを先行配信するでもなく、いきなりアウトローな岩田が登場したので、いろんな意味でみんな驚いたでしょうね。いや、本来の僕はそういう人なんですけど……（笑）。僕自身、自分のパブリックイメージを考えると、それをすぐに人前に出すのは違うと思っていました。でも、自分の芸能活動のルーツと言えるKRUMPを振付に落とし込んでライブで届けるということも、ずっとやりたかったことだったから。ツアーのアンコールでお披露目することを決めて、昨年夏には曲を作り始めました。
――トラック制作をオファーする際には、どんなリクエストをしたんですか？
岩田：「USのヒップホップ調で」とオファーしたら、昔クラブで踊っていた頃の気持ちを思い出させてくれるようなトラックが上がってきて。それに合わせて、歌詞や振付も自分のルーツが垣間見えるように作っていきました。
――〈あの日喰らった“RIZE”〉と投げかけるラップが、岩田さんがダンスと出会ったシーンを鮮明に伝えていますね。
岩田：僕は高校3年生の時、映画『RIZE』（2006年）の影響でKRUMPを始めたので、この場面は書きたいと思っていました。ただ、1曲におけるラップパートの比率やフロウをどうするかは、かなり悩みましたね。オーセンティックなフロウというか、いわゆるラッパーみたいな案もあったんですけど、自分が今まで作ってきた音楽と、かけ離れすぎるのはダメだなと思って。「BREAK THE LAW」を作る上では、そのバランスに一番こだわりました。
――メロディアスなラップになっているのは、そういう意図があったんですね。
岩田：そう、それでギリギリ整合性が取れたんじゃないかなと思います。でも逆に言えば、ここでこれだけ踏み込んだからこそ、今後もう少しチャレンジした時には、受け入れてもらいやすくなっているんじゃないかな？ と思ったりもして。「BREAK THE LAW」の歌詞に「固定概念を打ち破ってチャレンジしていこう」というメッセージを込めたように、この曲自体も、今後の自分の可能性を広げるきっかけになるだろうなと期待しています。
――ちなみに、4月7日に配信されたデジタルシングルには、岩田さんのみで歌唱している「BREAK THE LAW」と、ELLYさんをゲストに迎えた「BREAK THE LAW feat. CrazyBoy」が収録されていますが、この2曲の違いは……？
岩田：基本は僕が作詞をしていて、CrazyBoyバージョンは、レコーディング中にELLYがちょっとリリックを変えただけです（笑）。一応ね、「このヴァースを空けておくから、ELLY考えてきてね」って言ってあったんですよ。でも、特に考えてきてなくて（笑）。「僕が考えたやつでいいの？」って思いながら見ていたんですけど、パッとブースに入ってパッと出てきたら、いい感じに仕上がっていたので、さすがELLYだなって感心しました。
――〈看板はRAG POUND Tight eyezにBow down〉の部分だけ、〈JSBが看板 NEO TOKYOにRide out〉に変わっているんですね。
岩田：僕のルーツが色濃く出ている部分だけ、今後三代目JSBのライブで一緒にやるかもしれないからと、ELLY流にアレンジを効かせてくれました。YouTubeで先行公開されている「BREAK THE LAW」の映像は僕1人のバージョンなんですけど、Blu-ray & DVDに収録されている東京公演にはELLYもゲスト参加してくれているので、そちらもぜひチェックしてほしいですね。リリックを考えてこなかったって言うと、悪い方向に誤解されそうだけど、それもセンスのいいELLYだから成せる技というか（笑）。ステージ上のELLYは、めちゃくちゃ存在感があってカッコいいので、パフォーマンスを観てほしいです。
――岩田さんはインタビューのたびにソロアーティストの先輩・ELLYさんへのリスペクトを口にされるので、そんなELLYさんとご自分のソロライブで共演するというのは、一際嬉しい出来事だったんでしょうね。
岩田：もともと、三代目JSBのパフォーマーとしてデビューさせてもらったELLYと僕が、ソロアーティストとして共演するというのは、一緒に三代目JSBのステージに立つ時とは違う感覚があって。ありきたりな言葉ですけど、すごくエモかったです。最近EXILE TRIBEを知った方は、パフォーマーがソロアーティストとして活動することに違和感がないかもしれないけど、ELLYがその壁を壊すまでは、当たり前のことではなかったですからね。きっと、デビュー当時から三代目JSBを応援してくれている方も、感慨深いものがあったと思います。しかも、実はその様子をボーカル2人（ØMI、今市隆二）が客席から観ていたっていう……（笑）。あれはすごく不思議な体験でしたし、自分のアーティスト人生においても特別な思い出になりました。
――では最後に、これから『Takanori Iwata LIVE TOUR 2022 "THE CHOCOLATE BOX"』のBlu-ray & DVDをご覧になる方へメッセージをお願いします。
岩田：2021年のソロデビュー以降、シングルやアルバムをリリースしてツアーを廻ってきました。そのツアーの模様が映像作品として世に出るっていう、ここまでが僕の自己紹介タイムだと思っています。正直、ソロツアーをやったといっても、ソロアーティストとしてはたくさんメディアに出ているわけじゃないから、僕がソロ活動を始めたことを知らない方も、まだまだたくさんいらっしゃると思うんですよ。そんな方にもご覧いただきたい作品ですし、会場でライブを観た方でもたくさん発見がある内容になっています。あと、本編もさることながら、メイキングもボリューミーですね。僕、何でも明け透けに喋っちゃうタイプなので（笑）。この作品をご覧いただければ、僕の体温を感じてもらえると思います。
※1、2: https://realsound.jp/2022/10/post-1150844.html
サイン入りチェキプレゼント
岩田剛典のサイン入りチェキを1名様にプレゼント。応募要項は以下の通り。
応募方法
※当選後、住所の送付が可能な方のみご応募ください。個人情報につきましては、プレゼントの発送以外には使用いたしません。
※当選の発表は、賞品の発送をもってかえさせていただきます。
※チェキはランダムでの発送となります。指定はできません。
※当該プレゼントは、応募者が第三者へ譲渡しないことが応募・当選の条件となります（転売、オークション・フリマアプリ出品含む）。譲渡が明らかになった場合、当選は取り消され賞品をお返しいただく場合がございます。
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＜締切：2023年5月14日（日）＞
■配信情報
「BREAK THE LAW」
4月7日（金）デジタルリリース
ストリーミング＆ダウンロード
https://orcd.co/takanoriiwata_breakthelaw
■リリース情報
『Takanori Iwata LIVE TOUR 2022 “THE CHOCOLATE BOX”』
＜初回生産限定盤Blu-ray＞
※三方背BOX仕様、フォトブック付
形態：2Blu-ray
価格：¥8,800税込
DISC-1
・「Takanori Iwata LIVE TOUR 2022 “THE CHOCOLATE BOX”」本編
DISC-2
・Takanori Iwata LIVE TOUR 2022 “THE CHOCOLATE BOX” DOCUMENT
※封入特典：トレーディングカードA（全3種中、1種ランダム）封入
＜初回生産限定盤DVD＞
※三方背BOX仕様、フォトブック付き(60P予定)
形態：2DVD
価格：¥8,800税込
DISC-1
・「Takanori Iwata LIVE TOUR 2022 “THE CHOCOLATE BOX”」本編
DISC-2
・Takanori Iwata LIVE TOUR 2022 “THE CHOCOLATE BOX” DOCUMENT
※封入特典: トレーディングカードA（全3種中、1種ランダム）封入
＜通常盤Blu-ray＞
形態：Blu-ray
価格：¥5,500税込
「Takanori Iwata LIVE TOUR 2022 “THE CHOCOLATE BOX”」本編
※初回仕様封入特典: トレーディングカードB（全3種中、1種ランダム）封入
＜通常盤DVD＞
形態：DVD
価格：¥5,500税込
「Takanori Iwata LIVE TOUR 2022 “THE CHOCOLATE BOX”」本編
※初回仕様封入特典: トレーディングカードB（全3種中、1種ランダム）封入
＜本編内容＞
・Ready?
・Can’t Get Enough
・Deep Dive
・Monday
・Keep It Up
・Distance
・言えない
・korekara
・Let Me Know
・Rain Drop
・The Way
・Only One For Me
Encore
・BREAK THE LAW feat. CrazyBoy
・Only One For Me