『オールナイトニッポン』（ニッポン放送）2023年度ラインナップを発表する記者会見が3月16日にニッポン放送 イマジンスタジオにて開かれ、新パーソナリティを務めるあの、司会の三四郎・小宮浩信と相田周二、ニッポン放送の番組プロデューサー・冨山雄一氏が登壇した。

　あのは、『オールナイトニッポン0（ZERO）』火曜に就任。これまで特別番組として『オールナイトニッポン』を3度経験しており、「反響も中身も新しいオールナイトニッポンを作ってくれるんじゃないか」と冨山氏はあのの起用理由を語る。

　単発では「饒舌トーク」が番組のテーマになっており、あのは今後の番組トークについて「バイクに乗ったようにしたい。椅子に座った瞬間から、別の人になる。早く喋れるようになる」とトークに疾走感を出すことを目標にしつつも、「喋るのも拙い方なんですけど、それも新しい試みだと思うので」と自身の喋りをポジティブに捉える一幕もあった。

　また、パーソナリティとして楽しみなことを聞かれると、「1週間あった出来事を誰かにお話しすることがなかったから、それを全部出せるんだろうなと思うと精神安定するのかなって」と笑みを見せつつ、「どんどん出ちゃう、悪い、ブラックな（部分が）。いろんな人を傷つけちゃうかもしれない……」と生放送で敵を作ってしまうのではないかと不安も露わにする。そんなあのに、小宮は「自分が思ったことを喋っていけばいいんじゃないの？」、相田は「詳しくないことは口を挟まない」とパーソナリティの大先輩としてアドバイス。あのは「毎週ってなると怖さはあるけど、普通に楽しみの方がデカいです。困ったら人呼ぶし、自信はある。だから、メンタルの問題」と話し、ゲストの願望には本田圭佑の名前を挙げた。「プロフ交換したい」というあのに小宮の「ラジオじゃなくてもいいじゃん」というツッコミが入りつつ、「言ってることはデカすぎるからかっこよくて完璧なのに、ちょっと抜けていてかわいらしくて」と本田のチャーミングな魅力を語っていた。

　ほかにも新パーソナリティとして『オールナイトニッポンGOLD』をあいみょんが月1レギュラーで務めることに。ほかの『オールナイトニッポン』よりレンジの広い『オールナイトニッポンGOLD』で、幅広い年代に楽曲もトークも愛されているあいみょんがパーソナリティを務めてくれればと冨山氏は起用の狙いを語る。

　また、Creepy Nutsが担当していた『オールナイトニッポン』月曜を継ぐのはAdo。すでに『オールナイトニッポン』を2度経験しており、楽曲の持つイメージとトークのギャップが魅力だと冨山氏は述べる。『オールナイトニッポン0（ZERO）』から1部と呼ばれる『オールナイトニッポン』に昇格するのが通常のルートだが、1部から番組が新たにスタートするのは2017年の菅田将暉以来、6年ぶりとなる。小宮はAdoの就任に「ニッポン放送も新時代の幕開けだ！」と叫んでいた。