櫻坂46の二期生の松田里奈は、欅坂46時代からキャプテンを続けてきた菅井友香の卒業に伴い、昨年からキャプテンに就任。加入して間もない頃からラジオや情報番組のレギュラー、クイズ番組に出演し、副キャプテンとしてもグループを支えるなど、櫻坂46を一身に背負い、外へ発信し続けてきた若き功労者だ。三期生が11名増えたことで、グループは新たなフェーズへと突入。先輩と後輩がいる状況の中でキャプテンとして新生櫻坂46をどう導いていくのか。ソロ活動も多いだけに多忙を極める1年となりそうだ。

　二期生の大沼晶保も2023年の飛躍を期待したいメンバーだ。まだ選抜未経験メンバーだが、いじられキャラとしてのバラエティ適性が高く、冠番組『そこ曲がったら、櫻坂？』（テレビ東京）でスポットが当たることも多い。また、漁師の娘でもある大沼は昨年12月25日のブログで二級小型船舶操縦士免許を取得したことを報告し、船外機、船内機の船を操縦している勇ましい画像をアップ（※2）。趣味や特技を武器に知名度をあげるアイドルはよく見かけるが、大沼も船舶免許を取得したことで、独自路線で活躍できる可能性を十分に秘めている。昨年パワプロ・プロスピ公式チャンネルでの 「eBASEBALLプロスピAリーグ」にゲスト出演した際にはソツなくこなしていた印象があり、外番組でも対応できる能力も備わっていると感じた。他にもブライダルの専門学校を卒業していたりとキャラクターの宝庫で、何かきっかけさえあれば大化けするのではないだろうか。

　乃木坂46、櫻坂46、日向坂46共にメンバーの卒業や加入によって、それぞれ過渡期へと突入。2023年は、さらなるグループの飛躍に向けて新しい挑戦も増えるだろう。一方で、24歳前後は人生の一つの曲がり角とも言えるタイミングだ。それぞれがどんな選択をしようとも、兎のような跳躍力でさらなるステージへとジャンプアップしてくれることに期待したい。

※1：https://www.nogizaka46.com/s/n46/diary/detail/101016
※2：https://sakurazaka46.com/s/s46/diary/detail/46881