スタート時から変わらないコンセプトや思い

ーーリアルサウンドでは番組のスタート時と、コロナ禍での取り組みについて取材してきました。「生ならではの熱量」へのこだわりがある番組という印象でしたが、2年半放送を続けてきて変わった部分などはありますか。

髙宮：コンセプトや思いは変わらずです。アーティストが出たいと思う音楽番組にしたいし、アーティスト側からの演出のリクエストはなるべく叶えて、寄り添っていきたい。歌番組に出演しにきたというより、「ライブをしにきた！」と思ってもらえるような番組でいたいという思いは、スタート当初から今も変わりません。

ーー今は、ゴールデンプライム帯の民放・地上波でレギュラー放送されている音楽番組は『CDTVライブ！ライブ！』と『ミュージックステーション』のみ。番組としての役割などは意識されていますか？

髙宮：深夜で放送していた『CDTV』がプライム帯で『CDTVライブ！ライブ！』としてスタートすることになったのが今から3年前。すでにある音楽番組とどう違うことができるか、が課題でした。アーティストが出たいと思う番組にしたいという思いと、熱い思いを込めて作った曲をテレビの都合で短くしてしまうのは申し訳ないということから、“フルサイズ”での歌唱に踏み切ったことは、すごく特徴が出たと思っています。他にも、アーティストに放送時間を渡して自由にセットリストを考えてもらいライブをしてもらう「フェス企画」や、アーティストがヒット曲を本気で踊る「踊ってみた企画」など、皆さんが楽しみにしてくれる、この番組でしか観られない独自の企画を今後も大事にしていきたいなと思っています。

ーーでは最後に、今後の見どころがあれば教えてください。

髙宮：11月28日の放送では、KinKi KidsがCDデビュー25周年フェスをやってくれます。30分強、ヒット曲満載で、光一さんと剛さんの思いが詰まったすごく素敵なセットリストになっていて、ファンのみならず楽しめるフェス企画になっています。また、TBSの音楽番組に初出演するRADWIMPSが、スーパーライブと題したスペシャルライブも行ってくれます。メンバーの皆さんは、今まで番組を観てくださったこともあるようで、番組の自由度が高いところを面白がってくださり今回の出演が実現しました。他にも、優里、LiSA、wacci×松下洸平、Little Glee Monsterと豪華なアーティストの皆さんが熱いライブを届けてくれますので、一緒に熱い気持ちになって、番組をご覧頂きたいと思っています。そして、番組をリアルタイムでご覧になった方も、見逃した方も、何度でもTVerで繰り返しご覧いただきたいです！

※記事掲載時より一部情報を追記いたしました（11月28日18:36）。