「夏休み企画っぽくしといて、別にスタジオで普通にやるわ」と笑いを交えながら、臨機応変に今月もスタートした、稲垣吾郎、草なぎ剛、香取慎吾によるレギュラー番組『7.2 新しい別の窓』（ABEMA、※以下『ななにー』）。残念ながら新型コロナウイルスの感染拡大を受けて再びマスク着用の放送となったが、逆境に立ち向かうことは彼らの得意とするところ。むしろ、こんなときだからこそ笑顔と元気を届けようと、“しんつよ”のブレイキンダンスバトルが繰り広げられるなど、テンションの高いオンエアとなった。

　なかでも、特に盛り上がりを見せたのが、稲垣を挟んで草なぎ、香取がはしゃぐ場面が多かったこと。例えば、新たに企画された「SNSパトロール」。“世界初SNSバラエティ”と銘打つ同番組らしく、『ななにー』ファミリーメンバーのSNSを改めてチェックしていくというものだ。

　最近、以前にも増して精力的にSNSを更新している香取は、ラフにダンスしている動画をアップしていたが（※1）、実は狙って撮り始めたものであることが判明。「フリーな感じでアドリブで踊ってる姿が一番カッコいい、みたいな。その感じをさらりと上げてる風にしてる」と赤裸々に語られるのも『ななにー』ならでは。「自然なふりをして完璧でいたい」という、さすがパーフェクトビジネスアイドルらしい香取のスタンスが伝わってきた。

　そんな香取が、ほんのちょっと許せないでいるのが、みちょぱ（池田美優）が投稿している『ななにー』収録の合間に稲垣を隠し撮りした投稿だ。稲垣は「無許可なんだけど、途中で気づくんですよ。ちょっと僕も手を振ったりとかやるから、“チャーミングにそれには応える稲垣吾郎”は僕の中でOK」と、隠し撮りされてもまんざらでもない様子。

　だが、その奥に映る香取はといえば、全く気にしていない姿でいるのが納得できないようなのだ。今では“隠し撮り風”投稿を、稲垣とみちょぱの2人で作り上げていると分析する香取。今月は残念ながら、みちょぱがお休みのため隠し撮りは更新されないが、来月からの新たな作品がまた楽しみになるやりとりだった。

　その稲垣が絶賛したのが、草なぎがInstagramに投稿したフィルムカメラの写真（※2）。緑が茂る木々の間から夏の青空が覗く爽やかな1枚だ。「逆光気味でフィルム写真で木を撮るとだいたい黒く潰れちゃうの、もっと。すごくいい。露出が」と、稲垣に解説しながら褒められた草なぎは「めちゃくちゃうれしい！　見てる人にはわかるんだよ！　これ一番うれしーわー！」と大興奮。

　なぜこれほどまでに草なぎが喜びをあらわにしたのかといえば、稲垣が自宅に暗室を作り、150台もカメラを所有する本物のカメラ好きだと、つい最近になって知ったため。もちろん草なぎが愛用するカメラ、マキナ67も持っており「僕からしたらフィルムカメラの神！」（草なぎ）ということなのだ。