BTS(防弾少年団)、新シングル発売記念イベント開催 「全曲タイトル曲として聴いてほしい」

 12月13日、BTS(防弾少年団)が横浜アリーナにて『MIC Drop / DNA / Crystal Snow』発売記念イベントを開催した。同作は12月6日に発売された新作で、BTSにとって初のトリプルA面シングル。BTSは同作で海外アーティストとして初めて初週売り上げ30万枚を突破した。

 イベントではまず、10月14日、15日に京セラドーム大阪にて開催された日本初ドーム公演『2017 BTS LIVE TRILOGY EPISODE III THE WINGS TOUR IN JAPAN ~SPECIAL EDITION~』のダイジェスト映像を視聴。「Go Go」「Save Me」「血、汗、涙」などの楽曲に合わせ、会場のファンは思い思いに“アーミーボム”(ペンライト)を振りながら映像を楽しんでいた。

 続いてメンバーが登場し、トークセッションへ。先ほどダイジェスト映像が流れた京セラドーム公演を振り返り、ジミンは「日本では初めてのドームだったので、色々なことが思い出に残ってます」と語ると「キラキラしてたA.R.M.Yさん(ファン)のアーミーボムがすごく綺麗で、宇宙の中にいるようでした」と表現した。また今作がトリプルA面となった理由については、「それぞれの曲がBTSの特色をよく表現してて、完成度も高かったので、全曲タイトル曲として聴いて欲しくてトリプルA面にしました」(RM)とコメント。

 さらに日本オリジナル曲の「Crystal Snow」は「BTSの初めてのウィンターソングで、アーミーの皆さんにあてた曲です。この曲で心温かく過ごしてほしい」(JUNG KOOK)と語り、会場を盛り上げた。最後にダンスの注目ポイントについて、「(「MIC Drop」は)マイクをドロップするところ」(SUGA)、「(DNAは)人差し指」(J-HOPE)と語った。

 そしていよいよパフォーマンスへ。「MIC Drop -Japanese ver.-」ではトークセッションとは異なるクールな表情を見せ、息のあったダンスで会場を盛り上げていく。“全曲タイトル曲”というのも納得のクオリティだ。ファンの掛け声も印象的な「DNA-Japanese ver.-」。セクシーな低音を響かせ、次々とフォーメーションを変えるパフォーマンスやラップを披露する姿に、改めて彼らの実力の高さを感じた。

 最後に「Crystal Snow」を流しながら後方の観客に会いに行くため、メンバーは横浜アリーナを一周。メンバーとハイタッチできたファンもおり、間近で表情を観ることができた喜びから会場中から大きな歓声が上がっていた。11月19日には『アメリカン・ミュージック・アワード』に出演を果たすなど、世界を股にかけて活躍し続けるBTS。今後の動向からも目が離せない。

(文=村上夏菜/写真=田中聖太朗写真事務所)

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