LinQが初の台湾ライブ 日本のアイドルはどう受け入れられたか

降雨の中、観衆の前でライブを行ったLinQ

 福岡を拠点として活動するアイドルグループLinQが、2月8日(土)に台北市、9日(日)に新竹市にて行われた、JA全農ふくれん主催の『博多あまおう10周年イベント』に出演し、福岡県知事と一緒に「博多あまおう」のPRをするなど、地域の名産品のPRを兼ねたライブを行った。

 近年、アジア各国では、AKB48をはじめとした、日本のアイドルが人気だ。今回、JA全農ふくれんはご当地アイドルであるLinQを起用することで、「博多あまおう」を台湾にPRしようという狙いがある。また、LinQにとっては、1月22日発売のシングル「カラフルデイズ」が、2月3日付のオリコンウィークリーシングルチャート2位に入るなど、国内での活動が勢いに乗るなか、アジアをはじめとする海外展開への第一歩となった。

 イベントは台北市の百貨店「太平洋そごう」台北忠孝本館の、大通りに面したエントランス広場にて開催された。雨季まっただ中の台湾で、地元のLinQファンが徐々に集まり、イベントがスタート。JAふくれん村岡本部長の挨拶と、小川洋福岡県知事の挨拶が行われ、「博多あまおう」の品質の高さをアピール。その後、LinQが登場し県知事とともに「博多あまおう」の無料配布を行った。

 「博多あまおう」配布後に、LinQのライブがスタート。今回の台湾ライブ出演メンバーは、高木悠未、瑞稀もえ、姫崎愛未、吉川千愛、桃咲まゆ、山木彩乃、伊藤麻希の7名。今回はいちごのイベントということもあり、「さくら果実」を1曲目としてスタート。ライブ中のMCは、LinQ副副リーダー吉川千愛を皮切りに中国語で行われ、メンバー各々が自己紹介を中国語で行い会場を和ませた。ラストは「Shining Star」で締め、感謝の気持ちを観客に伝えた。

 その後、同会場にて再度ライブが行われ、さらに台湾ファンへとの交流を深めた。翌日の2月9日(日)には、新竹市「太平洋そごう」新竹ビッグ・シティ店でも、同イベントを開催。こちらには雨の中、約300名のファンが集まった。

 「ご当地アイドル」と「地元名産品」の海外展開におけるコラボレーションという、意欲的な試みとなった今回のPR。LinQにとっても「博多あまおう」にとっても、海外進出のきっかけとなる、大きな一歩になったのではないだろうか。
(文=編集部)

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