AIに運転中の道案内をおまかせ GeminiがAndroid AutoとGoogle built-in搭載車に対応

Googleは、AIアシスタント「Gemini」をAndroid Autoおよび「Google built-in」搭載車向けにグローバル展開することを発表した。あわせて、ユーザー個人の情報を活用して回答をパーソナライズする新機能「Personal Intelligence」の提供を順次開始する。
Geminiは、運転中にハンズフリーでタスクをこなしたり、アイデアを練ったりできるAIアシスタントとして車載環境に対応する。自然な話し言葉で指示できる点が特徴で、Android Autoを通じて世界中で利用可能となる。
新たに提供される「Personal Intelligence」は、ユーザーの許可を得たうえで、Google Workspace(GmailおよびGoogleカレンダーを含む)、Googleフォト、Googleマップ、YouTube、Google検索といった、既存のGoogleアプリから情報を安全に取得し、個別に最適化された回答を返す仕組み。メールや写真、Googleマップに保存した場所などから特定の情報を引き出す機能と、複数の情報源を横断して推論する機能の2つを核としている。
たとえば空港へ向かう途中に「搭乗ゲートはどこ? フライトは定刻通り?」と尋ねれば、確認メールを探して遅延情報を別途検索する必要なく、Geminiが一度に回答する。見知らぬ土地で夕食を探す際には「ルート沿いで、いつもの好みに合う屋内のレストランを探して」と話しかけると、ベジタリアンであればそれに合った候補が提示される。また「医者の予約先まで案内して」「先週撮った写真の洗車場を探してナビして」「昨日話していたコーヒーショップに連れて行って」といった曖昧な指示にも、Gemini側が情報を掘り下げて対応する。
プライバシー面にも配慮されており、ユーザーが明示的にオンにするまでアプリは連携されず、Geminiの設定からいつでも無効化できる。Google built-in搭載車では、スマートフォンが接続された状態で車内にいる場合にのみパーソナライズされた応答が共有される仕様。Personal Intelligenceを利用しない場合でも、ナビゲーションや音楽再生、通話、質問応答といった基本機能は引き続き利用できる。
Personal IntelligenceはAndroid Autoで提供を開始し、Google built-in搭載車には今後数カ月以内に展開される予定。すでにGeminiアプリで有効化しているユーザーは、車内でもそのまま設定が引き継がれる。























