普段は防音室、地震時は耐震シェルターに SHELTER HUBより『OTODASU SAFE』発売
SHELTER HUB(運営:Coolish Music株式会社)が、簡易防音室「OTODASU」を応用したデュアルユース型耐震シェルター『OTODASU SAFE(オトダスセーフ)』を発売した。
本製品は、累計販売台数5,000台を突破した自社防音室「OTODASU」の周囲を、垂直耐荷重50tのアルミやぐらフレームで囲い込む独自設計を採用。普段は子どもの楽器練習や在宅ワーク、ゲームに使う防音室として機能し、大地震の際には家屋の倒壊から身を守るシェルターとして機能する。「備えるためだけの空間」ではなく「家族が毎日過ごす場所そのものを安全にする」という、フェーズフリーの考え方に基づく住まいの防災のかたちを提案するものだ。
開発の背景には、住宅の倒壊による圧死・窒息死が地震被害の多くを占めるという課題がある。室内設置型の耐震シェルターは多くの自治体で補助対象となっているが、「普段は使わない」「居住スペースが狭くなる」という日常生活とのギャップから普及が十分に進んでいない。『OTODASU SAFE』は、毎日使う場所そのものが家の中で最も安全な場所になるというコンセプトで、この課題への解決策を示す。
内部の防音室は約-25〜-30dBの遮音性能を備え、サイレンサー付き静音換気ファンと電源・LAN配線ポートを標準装備。子どものピアノ・ギター・管楽器の練習、親のテレワークやWeb会議、夜間のゲームやボイスチャット、ホームシアター、ライブ配信部屋など、さまざまな用途に活用できる。外周を囲うアルミヤグラフレームは高力ボルトで接合され、上階や天井が崩れ落ちても内部の空間を守る構造となっている。
壁や床にアンカーを打たない自立設計で、分割搬入して室内で組み立てるため、マンションや賃貸住宅にも対応し、引っ越しの際には移設も可能。カラーは開放感のあるホワイトと没入感のあるブラックの2色展開となる。自治体補助金については「補助金サーチ」で対象自治体を確認でき、対象の場合は申請手続きのサポートも受けられる。
- ホワイト
- ブラック
法人向けには、オフィスや工場などの事業所への導入も想定。普段は会議室、Web会議ブース、面談室として使い、地震の際には天井材や照明、什器などの落下物や建物の損壊から身を守る空間として機能する。工場では騒音環境の中の会議・Web会議スペースや、現場の打ち合わせ・面談室、作業エリア近くの避難スペースとしての活用が想定されている。ボルト接合のモジュール構造のため、拠点の移転やレイアウト変更の際にも移設が可能だ。
実機は東京・渋谷のショールームに展示されており、遮音性の体感、広さと使い勝手の確認、換気・快適性のチェック、アルミやぐらフレームの間近での確認、設置・補助金の個別相談ができる。ショールームは完全予約制で営業している。