相棒は見た目で選んでもいいですか? モンスターを集めて冒険する『ロコキングダム』体験記

 400種以上の不思議な生き物「ジニ」と出会い、魔法の大陸を冒険する——。中国で16年にわたって愛され、シリーズ累計登録プレイヤー数3.5億人以上を誇る『Roco Kingdom(ロコキングダム)』の完全新作が、オープンワールド・モンスター収集RPGとして、ついに日本を含むグローバル市場へやってくる!

 9月21日に開催された日本版発表会&体験試遊会で、ひと足先に序盤の冒険をプレイしてきた。

 ……とはいえ、筆者のゲームスキルはほぼゼロ。しかも今回試遊したのはPC版で、キーボード&マウスでの操作は人生初。PCゲームには「操作が難しそう」という漠然としたイメージもあり、「ちゃんと冒険できるのか……?」という一抹の不安を抱えつつ、試遊スペースに着席した。ゲーム初心者が本作をどこまで楽しめるのか、確かめてみよう。

ゲームに不慣れでも、気づけば魔法の世界に夢中

 舞台は、不思議な生き物「ジニ」たちが暮らす魔法の大陸「カロシア」。プレイヤーは魔法学院に入学したばかりの新入生となり、400種以上のジニと出会い、仲間にしながら広大な世界を冒険していく。

 ゲームは、自分の分身となるアバター作りからスタート。性別を選んだら、肌色、ヘア、まゆ、まつげ、ひとみ、フェイスなどを自由に組み合わせていく。

 試遊版では衣装のバリエーションこそまだ限られていたものの、発表会の登壇者による実機デモでは、かなり凝った衣装に身を包んだアバターも登場していた。製品版では豊富な衣装が期待できそうで、グラフィックが美しいぶん、着せ替えだけでもずっと楽しめそうだ。

 今回試遊できたのは、チュートリアルから冒険の序盤まで。最初こそ慣れないキーボード&マウス操作に「あれ!? いや、そっち!?」とあたふたしたものの、10分ほどでなんとなく感覚がつかめてきた。

 初心者として特にありがたかったのが、次にやるべきことがクエストとして画面右上に常に表示されていること。ゲーム慣れしている人からすれば、たいしたことではないのかもしれないが、「で、次はどこに行けばいいんですか……?」と迷子になりがちな初心者には、本当にありがたい。指示された場所へ向かい、言われた通りに操作していくだけでなんとなく基本が身についていくので、身構える必要はまったくなかった。スマホならさらに直感的に操作できそうなので、操作に自信がない人はスマホで遊ぶのもいいかもしれない。

 そして、歩き始めた瞬間に目を奪われたのが、『Roco Kingdom』の世界そのものだった。

 色とりどりの植物が生い茂るエリアを抜けたり、空飛ぶ船に乗ったりと、序盤だけでも景色がどんどん移り変わっていく。草木や水辺まで細かく描き込まれていて、とにかく画面が華やか! 道中にはジニたちもちらほらと姿を見せる。ただ目的地に向かっているだけなのに、「あっちには何があるんだろう?」とついつい寄り道したくなってしまう。

 発表会の実機デモでも、きらめく水面や広大なフィールドを自由に移動する様子が披露されていたが、自分でキャラクターを動かしてみると、改めてそのスケールに圧倒される。今回は序盤だけだったからこそ、もっと自由に歩けるようになったらどんな景色に出会えるのか、気になって仕方がない。

かわいいだけじゃない! 個性豊かなジニと、抱っこできる相棒

 さて、本作の主役ともいえる存在が「ジニ」だ。チュートリアルでは、案内役のジニに頼まれて、暴走している「ダッキージ」を追い払うことに。

 このダッキージ、全体的にはころんとしたかわいらしい姿なのに、まゆげと目つきに妙な凄みがある。しかも「人に触れられることを嫌がる」という、ちょっとツンとした性格らしい。動物が大好きな筆者としては、「そうそう、かわいい生き物というのは、こちらの都合よく触らせてくれるとは限らないのよね」と、妙なところで深くうなずいてしまった。

 発表会では開発陣から、ジニの仕草や動き、鳴き声などを細かく作り込んでいることが語られていた。実際に遊んでみると、ジニはただフィールドに登場する“モンスター”というより、それぞれがそこで暮らしている生き物なのだという印象をより強く受ける。ちょっとしたディテールにもユーモアがあり、動物好き、生き物好きにはたまらないのではないだろうか。

 冒険を進めると、近くに置かれた革のトランクから、最初のパートナーとなるジニを選ぶことに。候補は、水属性の「ポワワ」、炎属性の「スパーカ」、草属性の「ニャーブ」の3体。

 悩みに悩んだ末、筆者は丸みのあるフォルムに心をつかまれ、ポワワを選択。……ところでポワワって、一体何をモチーフにしたジニなんだろう? しかも後になって気づいたのだが、なんとポワワは抱えて歩くこともできる! 気づいてからは、とりあえず抱える。とにかく抱える。

初バトルに船の仕掛け――ジニと一緒に冒険が動き出す

 ジニを仲間にしたら、いよいよ初バトルへ。基本ルールはシンプルなターン制。毎ターン使用するスキルを選び、敵のHPを0にすれば勝利だ。味方と敵がそれぞれ行動したら1ターン終了、次のターンでまたスキルを選んでいく。

 そして、冒険のなかで重要なアイテムとなるのが「オーブ」だ。

 フィールドで野生のジニを見つけたら、オーブを使って仲間にすることができる。さらにオーブは捕獲用の道具というだけでなく、特定のポイントに投げることでジニの力を借り、フィールドの仕掛けを動かすことも可能だ。

 チュートリアルでは実際に水晶に向かってオーブを投げてジニの力を発動させ、止まっていた船を動かすことに成功した。船が動き出した瞬間の、これぞ冒険の始まり、という高揚感もたまらない……!

 船に乗り込むと、登場キャラクターが一気に増える。ジニだけでなく、人間のキャラクターたちもそれぞれ個性が際立っていて楽しい。日本語版のキャストには、KENN、相羽あいなをはじめ、小林裕介、鬼頭明里、古賀葵、日笠陽子らが名を連ねている。……シンプルに豪華すぎでは?

 今回は序盤のみの試遊だったが、アバター作りから始まり、ジニとの出会い、バトル、探索、フィールドの仕掛けと、短い時間のなかにぎゅっと詰まった遊びに触れることができた。

 ゲームにあまりなじみのない筆者でも、今回の試遊では楽しく冒険を進められたので、子どもや、ライトにゲームを楽しみたい人にもおすすめできそうだ。次に遊ぶ機会があったら、まずはポワワを抱えて、カロシアを思い切り駆け回りたい。

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