庭を撮影してChatGPTにアドバイスを求める

　彼女のようなセンスを持ち合わせていない筆者は、まず庭の写真を撮り、ChatGPTに読み込ませた。

　そして、「日本庭園にしたいがどうすればいいか」と質問した。すると、無造作に置かれていた植木鉢をどの方向に移動させればいいとか、灯篭の位置をもう少し左側に寄せればいいとか、春になったら大きく茂ったヤスデを右奥に植え替えるといい、といった具体的なアドバイスをしてくれた。

　アドバイスに従いつつ庭をいじると、なんとなくバランスが取れてきたような気がした。途端に楽しくなり、毎朝庭に出て、作業開始前と終了後に写真を撮って比較したり、ChatGPTに読み込ませて次の作業について相談したりした。

　もちろん、実作業以外の時間は「そうだ、お家をつくろう【クメマリchannel】」を見てモチベーションを上げ続けた。精神面ややる気は「そうだ、お家をつくろう【クメマリchannel】」で、細かい手段はChatGPTという二刀流で、徐々に庭を作り込んでいったのである。

　正直、こんなにも春の訪れを待ち遠しいと感じたことはない。荒れ果てた庭を愛しいと感じたこともない。この感情を与えてくれたのは、紛れもなく本チャンネル（とChatGPT）であり、とても感謝している。

　現在彼女は、新たにとなりの家の廃墟を購入し、さらなる大規模DIYを始めると告知した。築83年の古い家屋を愛おしそう紹介し、これから待ち受ける冒険に心躍らす姿に、いち視聴者の筆者も楽しい想像が尽きない。彼女の新たなフェーズとともに、我が家の庭も成長させていきたいと思う。