米国時間11月17日（日本時間11月18日）に突如発表された、サム・アルトマン氏のOpenAI社CEO解任。後を追うように共同創業者のグレッグ・ブロックマンも退任を発表し、大騒ぎとなったテック業界。しかしまだニュースは終わらなかった。

　米国時間11月18日（日本時間11月19日）には、反響の大きさや社内外の声を受け、取締役会がアルトマン氏の復職をほのめかす投稿をしているという記事が公開されるなど、揺れ動いていたOpenAI社。

　そしてつい先ほど、同社を資金援助しているMicrosoftのCEOであるサティア・ナデラがXに「サム・アルトマンとグレッグ・ブロックマンが同僚とともにマイクロソフトに入社し、新たな先進AI研究チームを率いる」と投稿した。

　あまりのウルトラCに驚いたが、注目したいのはアルトマン氏＆ブロックマン氏だけでなく「同僚とともにマイクロソフトに入社」としているところ。つまりOpenAIのなかで二人を追いかける形で辞任したスタッフたちもまとめてマイクロソフトの傘の下に入るということだ。

　OpenAIを追われた立場から一転、OpenAIの重要なステークホルダーとなったアルトマン氏＆ブロックマン氏。一連の騒動はこれで一旦沈静化するのか、それとも次の展開が待っているのだろうか。