広くて好条件の中古物件には思わぬ落とし穴がある……そんな不動産のリアルを、先日、2000坪の別荘を購入した福井県在住の人気YouTuberカズが身をもって伝えた。

　カズは2023年8月27日に公開した動画で、6LLLDDDKKKのカフェスペース＆庭付きの中古物件を貸別荘用に購入したと報告した。築年数は10年程度で、土地の広さは驚異の約2000坪。立地としては海抜70mの小高い丘の上に建ち、中庭から大海原を見渡すことができる絶好のロケーションを誇る。

　しかし、ある大雨の日に収録した9月11日公開の動画で、問題が発覚した。その問題とは、一階渡り廊下の天井にヘビが蛇行した跡のように残る細長い雨漏りのシミと、屋外の屋根下に無数に点在するカビのような黒い斑点。

　これら雨仕舞いの悪さが招いたと思われる住居のトラブルを改善するための修繕費をざっくりと見積もり、嘆くカズだったが、問題はこれだけに留まらなかった。

　2023年10月9日に公開した「【二千坪の別荘】いっぱい重大な問題がでてきました。。」と題した動画でカズは、別荘について「いっぱい問題が出てきました」と苦笑い。購入を発表した際「あいつあんな大きいの買ってどうすんだよ」「なんか絶対出てくるぞ」などと一部視聴者から批判的な声が寄せられていたようで、「（一部の）皆さんの期待通りです。おめでとうございます」と、やけくそ気味に拍手をした。カズは専門家にどの箇所が悪いのか下調べしてもらったといい、その結果「今後やるべきことが色々出てきそうな感じがして」「ワクワクというか、ドキドキが止まりません」と力なく微笑んだ。

　まずは以前発覚した雨漏りについて説明し始めたカズ。1階通路の天井に残る雨漏りのシミを指し、「（天井の）板、全替えになると思います」と語った。その根本原因は、真上に備えられた2階ベランダであるとし、今後、ベランダの床板をすべて剥がして、コーキングなどをやり直す必要があると話した。

　続いて、屋根瓦にも無視できない問題が発覚したという。カズによると、屋根瓦は「（取り付けられて）10年経つかどうかくらい」「状態としてはすごく綺麗」であるものの、本来ぴっちり埋まっていなければならない瓦と瓦の間に5～7ミリ程度の隙間があり、これが雨漏りの原因の一つとなっている可能性があるのだとか。問題解決のためには別荘の屋根瓦すべてを張り替えなければならず、費用は「500万円から1000万円が飛ぶんじゃないかな……」と途方に暮れた。

　さらに、ひび割れが散見されている外壁の全面塗装も検討しているとのことで、「これも数百万円かかりそうな感じがする。こんだけ壁の面積が広かったらさ」と述べ、「ゾッとする」と本音を吐露した。

　このような危機的状況に陥ってもカズは止まらない。なんと、この2000坪の別荘とは別に、もう一軒、別荘計画を同時進行しているのだとか。カズは「そちらもキャッシュでやっておりまして。しっかりお金なくなりました僕。もうないです（笑）」と笑った。2000坪の別荘の修繕費用がかさむなかで、今後2つの別荘計画の資金繰りは正常に回るのか。引き続き、注目していきたい。