ついに完成したコントローラーが手元へ到着！　さて、何をコントロールしよう

　寝ぼけ眼で受け取った荷物が一瞬何か分からず、「一体何が届いたんだ？」と無骨なダンボールを眺めてしまった。

　デザインには大満足。画面上で見た色と実物のイメージも変わらず、とても嬉しい。また、握ってみた初めての感想は「小さい・軽い！」というものだった。ごく個人的な感想で恐縮だが、Xboxのコントローラーというと日本版初代『Xbox』に付属していた『XboxコントローラーS』のイメージが強く、これが僕の手にはとにかく大きかった（“S”なのに！　ちなみに海外版初代Xboxに同梱されていたコントローラー『DUKE』はもっとデカかった）。中学時代、友人の家で徹夜で『HALO』をプレイした記憶が僕のXboxの原体験で、あのころのイメージで『Xbox ワイヤレス コントローラー』を握ったので驚いた。こんなに小さくて軽い取り回しの良いモノなら、ラバーグリップはいらなかったかもしれない。

　なお、スマートフォンやタブレットで使う際は初回にペアリングが必要だ。コントローラーの「Xbox ボタン」を押してコントローラーの電源を入れたら、続いて上部の「接続ボタン」を数秒間長押しして、コントローラーをペアリングモードにしよう。すると、スマートフォンやタブレットから検出できるようになるので、あとはスマートフォンやタブレット側の設定でコントローラを検出してペアリングしよう。

　さて、ペアリングも完了したのでさっそくこのコントローラーでゲームをプレイしてみよう。今回はiOS・iPadOSで楽しめる、コントローラー対応のゲームをいくつか試してみた。なお、プレイはiPadでおこなったが原則としてiPhoneでもプレイできるゲームを集めている。

■『アスファルト9:Legends』

　『アスファルト9:Legends』は「ニトロ」によるブーストダッシュや、アクション映画のような爽快なドリフト走行を楽しめるレースゲームだ。さまざまな操作方法を選べるのが特徴で、コントローラーならではの本格的な操作はもちろんだが、ハンドリングを自動化することもできるため、簡単な操作で迫力あるレースが楽しめる。レースゲームの経験がない人にこそ強くおすすめしたいゲームだ。

■『Vampire Survivors』

　『Vampire Survivors』はキャラクターとステージを選択して、周囲から迫ってくるモンスターを倒しながら30分生き残るアクションゲームだ。敵を倒し続けて武器を強化していく成長要素と、取得アイテムがランダムで、プレイするたびに体験が変化する「ローグライク」の要素を併せ持つ。プレイヤーが操作できるのはキャラクターの移動のみで、攻撃は自動で行われる。要は片手で操作するゲームなのだが、これでもコントローラーで操作してみると快適性が段違いで驚いた。文字やスクリーンショットでは表せない中毒性があり、記事執筆中に時間を忘れてプレイしてしまった。これもゲーム初心者にぜひ薦めたい1本である。

■『Dead Cells』

　深いダンジョンを探索しながら自身のキャラクターを強化していく探索アクションゲーム『Dead Cells』。「メトロイド」シリーズや「悪魔城ドラキュラ」シリーズ、『ローグ』など、さまざまな過去の名作のエッセンスを取り入れながら、新しい体験を提供したゲームとして非常に高く評価されている。ここまでに紹介したゲームに比べて難易度は非常に高く、熟練のゲーマーでも手こずる骨太の作品だ。ただし、ゲーム難易度を調整する「アシストモード」が搭載されているので、ぜひ活用してほしい。コントローラーでの操作にも完全対応しており、キャラクターを自由に動かすアクションゲームの面白さを存分に楽しめるはずだ。

　なお、こうした買い切り型のゲームをコントローラーで楽しむのはもちろん、「Xboxクラウドゲーミング」や「Apple Arcade」といったサブスクリプション型のサービスでゲームを楽しむこともできる。

　マイクロソフト提供するゲームのサブスクリプションサービス「Game Pass Ultimate」では、「Xboxクラウドゲーミング」でゲームを遊ぶことができる。Xboxを持っていなくてもさまざまなゲームをプレイできる魅力的なサービスで、Xbox／PC向けのゲームを手持ちのスマートフォンやタブレットからもプレイできる。ロースペックPCやスマートフォン、タブレットでも本格的なゲームを楽しみたいという方は検討してよいだろう。もちろん多数のソフトが「Xbox ワイヤレスコントローラー」に対応している。

　これまで手を出していなかったという人はぜひ、「Xbox Design Lab」を入り口に、ゲームの世界を楽しんでみてほしい。

■関連リンク
『Xbox Design Lab』
『Xbox Game Pass』