2023年7月16日、ヒカキンが今年3回目の広告での無断使用に遭ったことを報告した。動画の呼びかけで止まらない無断使用に、今後どのように対応していくのか。

　投資系のアプリにおいて、ヒカキンの写真や動画が勝手に利用されていることがファンの報告で発覚。ヒカキンはファンから「スマホゲームを遊んでる途中の広告で、めちゃ流れてくる」と報告を受け、自身の動画で実際の広告を公開した。投資系広告は、あたかもヒカキンもサービスを利用し、大金を得たような錯覚を起こさせるような内容となっている。

　アプリで顔が加工されているものの、背景はどう見てもヒカキンの撮影部屋。さらに要所で加工が外れ、普段のヒカキンの顔が広告内に登場するなど、明らかに無断使用といえるものだ。広告内ではヒカキンの動画に加え、「すごい！　一日でこんなにたくさんのお金を稼げるなんて」とテロップが入っているが、これはヒカキンの発言ではない。

　その証拠に、この大金が映っている画像は2022年8月26日に公開されていた「1枚5000万円のポケモンカードガチで購入【合計????万円】【ポケカ】【カード日本記録!?】」のワンシーンであるとヒカキンが説明した。高価なポケモンカードを購入する際に、まとめて現金を用意したヒカキンの様子を、あたかも株で儲けたかのようにみせるなんとも悪質な広告だ。他にもTikTokでヒカキンがプレゼント企画を実施しているような偽アカウントや、見に覚えのないゲーム広告に写真が利用されているなど被害は後を絶たない。

　特に投資系広告に関してヒカキンは「ヒカキンがやっているから大丈夫と思って使用しないでほしい」「投資に絶対はない」と注意喚起を行った。

　今までは動画で冗談交じりに注意を促していたヒカキンだが、「UUUMもね、こういうのちゃんと監視しているからね、あんまりナメてるとちょっとしたイタズラとかが大変なことになっちまうぞ」と警告。相次ぐ無断使用に、今後は事務所も対応することを示唆しているため、悪徳業者たちも今までのよう好き勝手なことはできなくなるだろう。

　有名人が著作権を侵害されるケースは多く、特にヒカキンは今年3回目ととりわけ被害が多い。しかし事務所の対応を示唆したいま、ヒカキンと無断使用を行う悪徳業者との戦況は、大きく変わっていくかもしれない。