まるで映像の中にいるように立体的に見えることから、これまでの映像とは違った楽しみも得られるVRゴーグル。VR対応の映像を見るためには専用のゴーグルを使うことになるが、様々なメーカーが製品を出すなか、100円ショップ最大手のダイソーでも『バーチャルリアリティゴーグル』が販売されている。価格は550円（税込）と一般的なVRゴーグルと比較するととても安価だが、どのようなVR映像を見ることができるのだろうか。

ダイソーの『バーチャルリアリティゴーグル』

　『バーチャルリアリティゴーグル』は、スマートフォンをゴーグル部分にはめこみ、映し出した映像をゴーグルを通して見ることでVR体験ができるというもの。スマートフォンの対応サイズは160mm×80mm以内となっている。ゴーグルについているスライド式スタンドは取り外しが可能で、そこにスマホをはめ込むことになる。ちなみに、カバーをつけたiPhone 11では入らなかったので、厚みには注意が必要だ。

　ケーブル接続部分は空いているので、充電しながら映像を楽しむことができる。また周囲に音を聞かれたくない場合には、イヤホンの接続も可能だ。

　固定用のヘッドバンドはしっかりしていて、映像を見ている間にずれてしまうことはない。また顔に当たる部分はクッションになっており、痛みや違和感はなかった。レンズの位置の調整は可能なので、見やすいように動かそう。また電源はなく電池も不要なので、『バーチャルリアリティゴーグル』自体はとても軽い。

「WITHIN」をダウンロードして『バーチャルリアリティゴーグル』でVR体験をしてみた

　VR映像を見るためには、自分でVRアプリをダウンロードしたり、VR対応の動画を見つけたりする必要がある。今回は、様々な映像コンテンツが収録されたVRアプリである「WITHIN」をダウンロードしてみた。iPhone 8を使って映像を見てみる。

　『バーチャルリアリティゴーグル』のレンズ越しで、しかもカメラのレンズに合わせるため片方のレンズからの写真になり、わかりづらいのだが、直接『バーチャルリアリティゴーグル』をつけて見てみるとたしかに映像が飛び出てくるように見える。