1985年に「少年ジャンプ」で連載を開始した漫画『聖闘士星矢（セイントセイヤ）』。『KNIGHTSOF THE ZODIAC（ナイツ・オブ・ザ・ゾディアック）』のタイトルでアメリカ、ヨーロッパ、アジアなど海外でも人気を集めており、今年7月からは3Dアニメの最新作として、「バトル・サンクチュアリ」が世界配信されている。また、新田真剣佑主演による実写版ハリウッド映画も来年公開を控え、TVアニメ放映から35年がたった今も新しいフィギュア商品が発売し、「eBay（イーベイ）」においても、新旧問わず多数の商品が取引されて、特に初期アニメ放映当時のグッズはプレミア必至となっている。

　「eBay」にて過去1年間で日本から取引された聖闘士星矢関連グッズの売上は、約100万米ドル（約1億3千7百万円）となり、海外で人気の高い日本のアニメの中でも上位に位置している。また eBay世界全体での聖闘士星矢関連の取引のうち、日本からの売上が半数以上を占めている。（※2021/8～2022/8 Terapeak データより）

【2022年上半期eBay 聖闘士星矢・キャラクター別販売数ランキング】

1位：黄金聖闘士「双子座（ジェミニ）のサガ」
2位：主人公の星矢たち青銅聖闘士「龍星座（ドラゴン）の紫龍」
3位：冥王ハーデス編「眠りを司る神 ヒュプノス」

　いずれもこの上半期に現行の最新フィギュアシリーズ「聖闘士聖衣神話 EX」の新作商品が発売されており、それが反映したと考えられるが、メインキャラの青銅聖闘士を抑え、黄金聖闘士の人気が世界でも高いことがうかがえる。

【日本から 2022 年上半期に販売された高額グッズ TOP4】

1位：聖闘士聖衣神話EX　黄金聖闘士12体セット（約29万円）
　現行の商品でありながら、発売後すぐに完売となるほどの人気。新商品でもプレミアがつくことは必至だろう。
2位：聖闘士聖衣神話　アスガルド編　キャラクターセット（約15万円）
　TV アニメオリジナルである北欧神話「アスガルド編」のキャラクターセットがランクイン。
3位：聖闘士聖衣大系　黄金聖闘士　フィギュア 12 体セット（約13万円）
　1986年販売開始当初、1アイテムの定価が2000円台だったことを考えると約5倍のプレミアが付いていることになる。
4 位：聖闘士闘技場　セイントコロッセオ（約12万円）
　少し変わっていて、星矢たちの最初の闘いの舞台となる闘技場をモチーフに、フィギュアをディスプレイできる商品。定価が5980円のため20倍近いプレミア価格で購入された。

【日本から 2022 年上半期に販売された高額グッズ TOP4】

　主人公である天馬星座（ペガサス）の星矢をはじめとしたメインキャラクターである 5 人の青銅聖闘士の商品もご紹介。作中彼らの聖衣は何度もパワーアップを果たすため、限定品も含めた商品ラインアップの多さが魅力だ。

・バンダイ 聖闘士聖衣神話EX　青銅聖闘士（新生聖衣）フィギュア 5 体セット（約8万円）
　 2012年から順次発売された商品だが、20年以上の時を経て新旧シリーズが同程度の金額で取引となった。
・バンダイ 聖闘士聖衣大系　青銅聖闘士(新生聖衣)フィギュア 5 体セット（約8万円）
　北欧アスガルド編から登場した新生聖衣（ニュークロス）は1988年のアニメ放映時にあわせて発売された。
・バンダイ 聖闘士聖衣大系　ペガサスクロス（約５万円）
　そして最後に社会的なブームを生んだシリーズの記念すべき第一弾商。1986年当時の定価 1980円のおよそ25倍で購入された。