りお（高橋璃央）がなな（新野尾七奈）を誘い出した太陽LINEデートから幕開けした第4話。さらに中間告白は、メンバー自身での投票の結果、男子側からということも発表された。

　何と言っても見どころは一気に矢印が集中しているななへの中間告白の結果だろう。3人から中間告白を受けたななだが、彼女自身の気持ちは変わらずのせりん（能勢倫）一筋だった。あからさまにのせりんの前では照れ隠しなのか話し方まで変わってしまうなな。ひびき（鈴々木響）とりおからの中間告白に対して、はっきりと「気持ちは変わらないと思う」と明言していたところも考えると、変な期待や可能性を残すことをせず、無意識にナチュラルな恋心を持ってのせりん接している。ななはオオカミちゃんの可能性も低そうだ。

　一方で、ななの発言に対するひびきとりおの反応は対照的だった。太陽LINEデートでも、中間告白でも全身全霊真っ直ぐに自分の想いをぶつけたりおは、それでも揺るがぬななからのせりんへの気持ちを目の当たりに、最初は言葉を失っていた。自分の気持ちを処理するのに時間がかかっているようで、あの様子は本当にリアルだった。

　対してひびきは、ななへのアプローチをかけ始めたのが遅かっただけに、ある程度予想していた結果だったということもあってか、その後も言葉を途切れさせることなく、諦めない意志表明をしていた。

　反応は対照的だが、ななに対する引かない姿勢は共通するりおとひびき。しかし太陽LINEデートの際のひびきからななに対する質問が気になった。「のせりんラブなのはわかっているけど、他の人を見る可能性もあるのか」「それ聞けたら俺ももっと頑張れる」と試すような、ある意味ななに今後の展開を委ねるような発言をしていたが、これが本心ではななに絞り切っていない証のようにも聞こえる。本当に今のこの状況からななを何とか振り向かせたいのならば、りおのように彼女に心変わりの可能性を聞くより先に“とにかく自分の気持ちはななにある”ということだけをなりふり構わず必死に伝えようとするように思える。