――ライブ配信をやっていて一番うれしかったことは？

ヨワナイ：1番は自分にファンがついてくれたことです。配信している人には誰かしらきっと応援してくれている人がいると思います。これまでも自分の音楽をほめてくれた人はいたけれど、ちゃんとお金を払ってまで自分のことを応援してくれる人がこの世にいるとは思っていなかったんです。実際のライブを見に来てくれたりとか、「ワンマンやってほしい」と言ってくれたりとか。北海道から来てくれる人もいて、「こんなことってあるんだ」と思いました。それが1番嬉しいですね。

――ライブ配信をやることで多くの人に見つけてもらうきっかけになったんですね。

ヨワナイ：そうですね。私がこれから先も音楽をやっていこうと思えたのはライブ配信での出会いがあったからです。

――では逆に、壁にぶつかったり、難しいと感じたことはありますか？

ヨワナイ：さっき自分の強みとして話した言葉通り、リスナーさんのいま言ってほしいことがわかったり、こういうことを考えているんだろうなということに気付いてしまうことで、そういう意図ではないかもしれないコメントでも考えすぎてしまうことです。強みでもあり弱みでもある部分ですね。傷つく必要がないところで傷ついてしまう。

――学業のことでライブ配信をお休みするのに戸惑いや不安もあったのではないかと思います。

ヨワナイ：すごくありました。お休みを決める3か月前から、リアルな生活と配信との両方に悩みがあって。やりたいこと、やらなきゃいけないこと、また、やりたいことの中でもやらなきゃいけないこともあるじゃないですか。たくさん抱えていたら楽しい配信は絶対にできないなと思ったので、休み休み配信していたんです。でも、自分の中でその“なあなあ”に活動している感じや、リスナーさんのことを大切に思っているのに、大切にできていない矛盾がすごく嫌で。一回けりをつけようと思い「ライブ配信活動を一回お休みします、配信以外のことを頑張ります」と線引きしました。不安は今もすごくあります。でも、私にちゃんと応援してもらえる力があれば、また戻ってきてくれたり新しい人が応援してくれるはずなので、そこは一回自分を大切にしようって思いました。

――「自分を大切にする」って素敵な言葉ですね。では、「Pococha」を始めて人生が変わったレベルの体験をしたことがあれば教えてください。

ヨワナイ：「『Pococha』を始めたこと」で人生が変わったといっても過言ではないくらいです。好きでやっていた音楽にファンがついてくれたことで、これから先も音楽を続けていきたいと夢を持てるようになりました。

――今後の音楽活動としては具体的にどのようなことをしていきたいですか？

ヨワナイ：いまは持ち曲を増やそうかなと思っています。曲はいっぱいあるけれど音源化していないので、ちゃんと音源化してMVなどもつけて発信していきたいです。あとは、ライブ配信を始めて5ヶ月目くらいのときに渋谷でワンマンライブをして、ほとんどオリジナルの曲で20曲くらいやらせてもらいました。それがすごく楽しかったんです。お客さんが会いに来てくれて、生で聞いてくれて、「いいね」って言ってくれたことがすごく嬉しくて。このライブ会場をもっと大きくして、いっぱいのお客さんの前で歌いたいと思っています。いまの目標は武道館に立つこと。2025年までに武道館に立つとずっと言っているので、もっと具体的に行動に移して、夢につなげられたらなと思います。

――いま、知ってもらいたい音楽活動があれば教えてください。

ヨワナイ：今は「YouTube」と「TikTok」を頑張っているのでフォローしてください！　音楽だけでなく表現することが好きなのでMVに出たり、写真の中でも自分をもっと表現できるようになれたらと思っているので、さらに注目していただけたら嬉しいです。

――ますます活躍が楽しみです。では最後に、あなたにとって「Pococha」とはどんな存在ですか？

ヨワナイ：夢をくれた場所です。自分の中の漠然としたものをしっかりとした剣（つるぎ）に変えてくれました。その武器をどう使うかは自分次第です。配信アプリのうちの一つなので限られた世界ではあると思いますが、その中で活躍して、さらに色々なフィールドにつながっていけたらいいなと思っています。

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