――最近あああつしさんが刺激を受けたクリエイターについても教えてください。

あつし：Pintarest経由でネタを見つけることが多いのですが、最近見つけたのは縦半分で全然違った場所で違った演出をしているけど、ポーズはシンクロしているという動画ですね。これをみた時に、縦型の半分動画を作ってみたいと思いました。

　普段はPinterestやVimeoを使って検索しているのですが、元々はインスタや海外のショートムービープラットフォームが多かったですね。最近になって、色々と見直して現在に至ります。

――これからのカメラ、スマートフォンや撮影技術を用いて、どんなことをしていきたいですか？

あつし：TikTokに似たReelが流行っている反面、15秒のReelですら投稿するハードルが高いと思っている人が多い、という話を耳にします。いまは若い世代の方が直観的に使ってることが多いので、今後は動画の編集とかをチュートリアルにして見せるというのもやっていきたいですし、その発信先はYouTubeでもいいのかもしれないと思います。あとは同じことをやる人が増えてきたので、スマホという型は外さずにその中で攻める角度を変えていきたいと思っています。

　元々、始めたときはわかりやすさ重視で画面収録のみにしていたのですが、それはそれで真似しやすすぎたのか、見てる人が僕の動画と分からず見てくれていたり、ほかのクリエイターさんの動画を僕のものと思って見ているパターンがあるとわかって。やりやすさを重視した手前、自分の属人性がなくなっていくのは悲しかったので、最近は動画の冒頭にスマホを持っている僕を映したり、How toでも面白い格好をしてみたりと、もう少し人としての自分を前に出していこうと思っています。