ソニー、Apple、Beats……人気メーカーのおすすめワイヤレスイヤホン10選

 1979年に登場したウォークマンが引き金となり、今では誰もがスマホにイヤホンをジャックインして、音楽を聴きながら街を練り歩くライフスタイルが一般的になったのは言うまでもない。

 当初は無線技術のハードルや、有線イヤホンの方が絶対音質が良いに決まっている!……という風潮が長く続いたが、その後の技術革新や生活様式の変化から、今ではワイヤレスイヤホンがより多くの人々に支持されるようになり、価格も下がった。

 ただし、いまだ安価で出所がよくわからないワイヤレスイヤホンは、手抜き回路や格安パーツ・中古部品などで作られているものが多く、まだまだ音質的には当たりの商品が少ないのが実情だ。

 ここでは安物買いの銭失いにならないよう、ソニー、Apple、Beatsなどの)有名メーカーのおすすめワイヤレスイヤホンをいくつかご紹介していくこととしよう。

 ※比較的高額で多機能・高性能なものを紹介するので、財布のひもは緩めておくように。

SONY(ソニー)/WF-1000XM4

 今や超巨大コングロマリットとして、世界的な大企業となったSONY(ソニー)。そもそもがウォークマンを開発した企業なので、この分野ではリーディングカンパニーと言っても過言ではない。本機は業界最高クラスとも言われるノイズキャンセリング性能を誇り、大音量の騒音の中や人の声が多いような場所でも、充分な性能を発揮する。また、LDACと360 Reality Audio規格にも対応しており、ワイヤレスでハイレゾ級の音質や立体音源を再生可能だ。お金に余裕があるソニー信者であれば、筆頭格の選択肢となるだろう。

SONY(ソニー)/ WF-XB700

 続いてSONYのワイヤレスイヤホンの中でも白眉なのがこの機種だ。迫力の重低音を生み出すEXTRA BASSサウンドは、高音域もクリアで臨場感は抜群。左右同時伝送方式により、Bluetoothの接続安定性も高く、音声の遅延も最小限にとどまっている。またIPX4相当の生活防水に対応し、本体だけで9時間、ケースで1回充電すれば合計18時間もバッテリーが持つのはありがたい。充電ケースもコンパクトかつ軽量で、普段の持ち歩きには過不足ない性能だと言えるだろう。

Apple(アップル)/AirPods Pro

 日本では圧倒的なシェアを誇るApple社のiPhone。そしてそのiPhoneに特化した純正ワイヤレスイヤホンがAirPods Pro及びAir Podsだ。これらはiPhoneと連携することでその性能を最大限に発揮する。高音質のみならず、外部および内部の雑音を打ち消すアクティブノイズキャンセリング機能、および外部音取り込みモードや耳の形状に合わせて各周波数ごとに出力を調整するアダプティブイコライゼーション機能の搭載、そしてSiri対応だったりQiで充電できるなど、価格以外の弱点が見当たらない。下位モデルで安価なAirPodsはProと比べて性能差がかなりあるので、金銭的に余裕があれば、筆者の独断と偏見ではあるがAirPods Proの方をおすすめしたい。

Beats(ビーツ)/Powerbeats Pro

 かのDr.Dre氏とJimmy Iovine氏が設立した、アメリカのオーディオトップブランドがBeats。現在はApple傘下となり、同社サイトで本商品の注文が可能だ。Apple製品との親和性が非常に高く、iPhoneやApple Watchなどに近づけるだけで自動的に接続する。最長9時間の再生が可能で、耐汗・防沫機能を搭載し、左右どちらのイヤーパッドからでも操作が可能だ。ワークアウト用イヤホンを探しているのであれば、選択肢に入れても良いだろう。

Beats(ビーツ)/Beats Studio Bubs

 Beatsのおすすめ機種の2台目となる本機は、先述のPowerbeats ProがApple製品に特化しているのに対し(他社製品で使えない訳ではない)、AndroidともBluetoothでワンタッチ・ペアリングが可能な、とても使い勝手が良いワイヤレスイヤホンだ。AirPods Proの売りの機能とされている、アクティブノイズキャンセリングと外部音取り込みモードの機能が、AirPod Proの約半額程度(記事執筆時)で入手可能な当機にも搭載されているのが最大の売りとも言えよう。

関連記事