9月22～25日に開催されたモナコヨットショー2021にて、『不思議の国のアリス』をモチーフにしたスーパーヨットの構想が発表された。

　ドイツのヨットメーカー、Lurssenが発表した「ALICE」は、全長約98mの、CO2などの排出が少ない“エミッションフリー”ボートで、童話の『アリス』に触発された自由で新しいデザインが印象的だ。同社のデザイナー、ジム・ロバート・スルイター氏によると、彼がヨットのオーナーらと話をした際、「メインサロンはあまり使わない」と聞いたことから、それを取り除いてまったく違う構造にしてみようと思いついたという。

　ボート最上部に位置するサンデッキには、空中プールやヘリポートなどが備えられている。その下のデッキには、テニスコート、ダンスフロア、バー、そして緑をあしらった流線状のプールが併設されている。そして上甲板の前方にはマスタースイートルームが、後方には8つのゲストルームが用意されているとのこと。

　まだ構想段階ではあるものの、ラグジュアリーで遊び心のあるデザインと、ディーゼルエンジンを搭載しないエコフレンドリーな「ALICE」を評価する人も多いだろう。実現が楽しみだ。

（画像＝Lurssen YouTubeより）

■堀口佐知
ガジェット初心者のWebライター兼イラストレーター（自称）。女性向けソーシャルゲームや男性声優関連の記事を多く執筆している。

〈Source〉
https://www.youtube.com/watch?v=aq_5j8t_tzs
https://robbreport.com/motors/marine/lurssen-superyacht-concept-alice-in-wonderland-1234637156/