YouTube動画やシューティングゲームもVRで楽しめる

　YouTubeにもVR映像が多数公開されている。「VR」などのキーワードをつけて検索すれば、対応する動画を見つけることが可能だ。

　今回試したのは、ANAが運営するYouTubeチャンネル「ANA Global Channel」で公開されている沖縄の海中映像。動画の再生画面の右下にメガネのアイコンが表示されているので、ここをタップしてVRモードを有効にする。

　この状態でVRゴーグルを使って動画を閲覧すれば、ダイビングをしているかのような映像を楽しめる。

　このほかにも、スマホでVRを楽しめるアプリは多数存在する。たとえば、iPhone向けの「Cedar Point VR」は、リアルなジェットコースターの映像を体験できるアプリ。

　用意されているコースは1つだけだが、広告の表示などはなく、アプリを起動してスタートボタンを押すだけと操作も簡単なので、気軽に試すことができる。

　また、「VR Space Stalker」は、宇宙を舞台にしたシューティングゲーム。画面内に表示される赤い印を標的に合わせることで、敵を撃つことができる。コントローラーなどは必要なく、スマホだけで遊ぶことが可能だ。

手軽に楽しむには十分な性能

　100円ショップのVRゴーグルでも、風景などのVR映像や、簡単なゲームであれば十分に楽しめる。国内外の観光地の風景をVR映像で見れば、ちょっとした旅行気分を味わうことができ、ゲームも複雑な動きはできないとはいえ、普段のスマホゲームとは違った体験が可能だ。

　自宅で過ごす時間が長くなった今、手軽にVRを体験できる入門アイテムとしてはちょうどよいのではないだろうか。

■酒井麻里子
ITライター。スマホ、PC、ガジェットなどの製品レビューや、アプリ・サービスの解説記事を執筆。Twitterでは、デジタル関連の気になる話題や、ちょっと役立つ小ネタを発信

＜Source＞
Cedar Point VR
（iOS）
https://apps.apple.com/jp/app/cedar-point-vr/id1023639387
VR Space Stalker
（iOS）
https://apps.apple.com/jp/app/vr-space-stalker/id1153595016
（Android）
https://play.google.com/store/apps/details?id=com.fibrum.bredos