元高校球児で、同じく「プロ野球の始球式」を夢に掲げていたメンバーのとしみつが、進んで虫眼鏡に華を持たせたこと。何も知らず、偶然にも10数年ぶりにナゴヤドームに観戦に来ていたリーダー・てつやの母君が、急な息子の登場に仰天したことなど、微笑ましいエピソードに彩られた、今回の「夢叶うドッキリ」。昨年12月にはりょうが、敬愛するサッカー元コートジボワール代表のエースストライカー、ディディエ・ドログバにインタビューする機会に恵まれたのも、記憶に新しい。企画・出演・編集までを自分たちでまかない、基本的に週6日、メインチャンネルとサブチャンネルにそれぞれ動画を上げ続けるという途方もない活動が、ファンの輪を広げるとともに、彼らの夢を引き寄せているのは間違いないだろう。例えばリーダーのてつやが、憧れる嵐のメンバーと共演を果たす日は来るのか。今回のようなうれしいドッキリ動画を楽しみにしたい。

（文＝橋川良寛）