ゲーム作品のオンラインプレイを通して全国の猛者と対決する『有吉ぃぃeeeee!そうだ!今からお前んチでゲームしない？』（テレビ東京系）は、今話題のeスポーツをメインテーマに捉えたテレビ番組。メインMCを務める有吉弘行をはじめ、アンガールズの田中卓志やタカアンドトシらがゲストの自宅を訪れ、個性豊かなゲーム作品を賑やかにプレイする。

　本稿では4月14日放送回のおさらいとして、『ストリートファイター 30th アニバーサリーコレクション』の配信動画、4月28日放送回で取り上げられる『フォートナイト』について解説する。

勝つまで帰れない！地獄の企画で一同の底力が試される

　「オンライン対戦で全員が勝つまで帰れない」という企画を前に、休憩時間を返上して必死に練習を重ねるタカ。これはそんなタカの対戦動画で、敗北を喫しながらもプロゲーマーのアドバイスを元に戦いへ臨む努力家の姿が収められている。特にエドモンド本田の百烈張り手で、不利な戦況の打開に成功したシーンに注目しよう。

　一方のトシは金髪に道着姿が特徴的なケンをチョイス。そのプレイスタイルはやや独特で、試合を観戦していた出演者から「投げのトシ」と称されるほど。 きっと視聴者も「あんなに投げ技って上手くきまるの？」とツッコミたくなるだろう。

　この日ゲスト出演していた藤田ニコルも、『ストリートファイター』シリーズの人気キャラクターである春麗でオンライン対戦に挑戦。初戦は苦戦を強いられて敗北してしまうが、2戦目になるとリーチの長い蹴り技を上手く使いこなし、攻撃を未然に防ぎながら相手を追い詰めた。

　番組冒頭で「プレイ時間は40時間」と語っていた坪倉の試合は、そのテクニックに興味を示した出演者から期待が集まる1戦となった。人前でキャラクターを操作する緊張感で一時は相手に押し負けるも、雰囲気に慣れてリラックスしたのか徐々に落ち着いた立ち回りを披露して善戦する。同じくエドモンド使いのタカと比較しながら見てみると、攻め方の微妙な違いが発見できるかもしれない。

　とにかくお題のゲームタイトルをやり込むことに定評のある田中。本作でも豊富な経験と知識で軽く1勝を得るかと思われたが、どうやら対戦相手の実力が相当上だったらしく、あっという間にKOされてしまう。その後なんとか勝つことができたものの、本編では試合内容がほぼカットされていた。しかしオンライン配信動画では、カットに至った田中のユニークな戦法が明らかとなっている。「嫌われるぞ、そんなことしたらネットで（笑）」と、有吉から笑い混じりに指摘されたプレイは必見。

　レギュラー陣やゲストを含めて、もっとも長い時間オンライン対戦に没頭していたのが、ダルシムを使って我武者羅に勝利を目指した有吉だ。時にはレクチャー受けて反省し、時には一言も発さずコントローラーを操作するなど、その気合の入りようは十分。約22分と長い動画だが、戦い続けること実に13戦目で起こった奇跡を、ぜひその目で直接確かめてもらいたい。