ヒカキン、『しゃべくり007』の豪華MC陣に“YouTuberの極意”をレクチャー ホリケンとのバトルの行方は?
人気YouTuberのヒカキンが10月8日、日本テレビ系バラエティー『しゃべくり007 2時間SP』に出演。くりぃむしちゅー、ネプチューン、チュートリアルの豪華MC陣とトークを繰り広げた。
番組の冒頭、ヒカキンがYouTuberになったきっかけとして、ネプチューン司会の人気番組『力の限りゴーゴゴー!!』(フジテレビ系/1999年~2002年)が紹介された。ヒカキンはこの番組をきっかけにヒューマンビートボックスに興味を持ち、2010年にYouTubeに投稿した動画が話題になって、YouTuberとして活躍することになった。上田晋也から「じゃあ、ネプチューンがきっかけだったと言っても?」と問われたヒカキンは、「正直、人生が変わったというくらい。小学校5~6年のころ、『ハモネプ』を見て衝撃が走って、大会に出たくて上京して。それがなかったら、今何しているか」と告白。YouTuberになるきっかけとなった『マリオ』のヒューマンビートボックスを披露し、スタジオを沸かせていた。
上田から「トーク番組にお越しいただくなんて、珍しい」と指摘されると、ヒカキンは「いつも家で、ワンマンプレーみたいな感じなので」と一言。「ひとりの方が楽ですか?」と聞かれると、「そうですね。もう、何回も言い直したりしているので、一発勝負というのは、それだけで緊張します!」と答えていた。いまや「YouTuber」は、男子中学生の将来なりたい職業3位(ソニー生命調べ)、小学生が就きたい職業6位(日本FP協会『将来なりたい職業』ランキング)で、特に若年層に大人気だ。ヒカキンは「イベントに出たときに、ワーッと子どもたちで埋め尽くされると(ちびっこに大人気だということを)実感します。もともと子どもにウケるように、と思っていたわけではなく、自然にやっていたら、子どもが好きになってくれたというか」と明かしていた。
ここで上田が、スタジオメンバーに「ヒカキンさんの動画、見たことありますか?」と問いかける。すると、名倉潤は「変なことばっかり(やってる)。部屋中にドライアイスをバーッとやったり」と、子どもにヒカキンの動画を見せられるというエピソードを語った。上田が「そういうネタ出しは自分でやっているの?」と聞くと、ヒカキンは「常に、街を歩いていてもそういう目で見ちゃうんです。これ、100個買ったら面白いんじゃないか、とか、これとこれを混ぜたらどうなるだろう、とか」と、ほぼ毎日の動画投稿を続けるトップYouTuberならではの苦労を語っていた。
しゃべくりメンバーの興味は尽きず、徳井義実からは「これだけはやらんように、というタブーは?」との質問が。ヒカキンが「汚い言葉遣いですね。『子どもが真似をする』と、よく親の方から言われるので」と明かすと、名倉は「ヒカキンの(動画)は安心して、子どもが見られる」と太鼓判を押し、ヒカキンはうれしそうに反応していた。
ここからトークは「YouTubeでウケるネタ」という話題へ。スライムなどのおもしろアイテムとともに、ヒカキンが“鉄板ネタ”として挙げたのは、「デスソース」を始めとする激辛系のリアクション動画。「超激辛の商品を発売日の朝に買って、昼に食べて、夜に(動画を)アップする」とのこと、堀内健から「激辛を自分で食べて“辛ぇ!”ってやるの?」と突っ込まれたヒカキンは、「シーンとした部屋で、ひとりで……」とつぶやき、笑いを誘っていた。これだけの人気者になっても、日々の撮影と編集は基本的に、ひとりでこなしているという。
番組では、ヒカキンのとある1日のスケジュールも紹介された。まず、午前11時に起きて、「ヨーグルトを飲みながらスマホゲーム」。一見、遅めに起きてすぐにゲーム、と楽しそうに見えるスケジュールだが、朝まで動画を撮っており、ゲームをするのも好きでやっているだけでなく、「ちゃんとプレイしていないと、次に動画を撮るときにバレてしまうから」とのこと。ヒカキンのスマートフォンには、ゲームを中心に「10ページ分」のアプリが入っているそうだ。
そして、12時からは19時までに動画がアップできるよう、前日に撮った動画の編集を行う。上田は「アップするネタがない、ということはないの?」と心配していたが、常にネットショップでネタになるアイテムを注文しており、玄関がダンボールで埋まっている、とのことだった。19時からは2時間ほど仕事関連のミーディングを行い、21時に「いきなり!ステーキ」で食事、その後に動画を撮り、軽く編集作業をしたり、動画チェックや商品の購入などを行ったりして、就寝は5~6時になるという。しゃべくりメンバーは口々に「YouTuber、大変だな」と、感想を漏らしていた。