ホログラフィック・ディスプレイ実装スマホ「RED HYDROGEN」、2018年後半にアメリカでリリース

「映画撮影用スマホ」の誕生か?

 映像関連ニュースメディア「スタークインサイダー」も、17日、「RED HYDROGEN」について報じている。その報道では、映画俳優のブラット・ピットや映画「ファイト・クラブ」「ソーシャル・ネットワーク」を監督したデヴィッド・フィンチャーが同スマホの初期試作モデルを試用してみたところ、非常に感心し、驚いてもいたことが伝えられている。

 また、同スマホのアクセサリーに大きな期待が寄せられている。というのも、同スマホに接続可能になるとされるハイスペックカメラ・モジュールを活用すれば、従来は重い機材を使って撮影していた映画レベルの映像をスマホ1台で可能になるからだ。最近では、ショーン・ベイカー監督がiPhoneカメラを用いて映画「タンジェリン」を撮影したが、同スマホが「映画撮影用スマホ」の代表機種となる可能性は十分に考えられる。

 「RED HYDROGEN」は新市場を切り拓く「ヒーローデバイス」となる可能性がある一方で、マニア御用達の「変態スマホ」で終わることもあり得る。いずれにしても、同スマホのリリースは今年後半の注目すべきイベントのひとつであることに間違いないだろう。

トップ画像出典: RED HYDROGEN予約画面

■吉本幸記
テクノロジー系記事を執筆するフリーライター。VR/AR、AI関連の記事の執筆経験があるほか、テック系企業の動向を考察する記事も執筆している。
Twitter:@kohkiyoshi

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