乃木坂46・伊藤かりんと西野七瀬も激ハマり中!? 教育分野への利用も進む『マインクラフト』の実力

 乃木坂46の伊藤かりんが3月28日、ブログで25日までネット配信された『乃木坂46時間TV』を振り返り、LINE LIVEで独占配信された伊豆旅行企画に言及。「にゃーと私はずーっとマイクラしてました(笑) マイクラ本当に楽しいよ!!」と、西野七瀬とともにマイクラ=『マインクラフト』を夜通しプレイしていたことを明かした。

 実際にプレイはしたことがなくても、名前は聞いたことがある、あるいはプレイ動画を見たことがある、という人は多いだろう。マインクラフトは、全世界で累計1億本以上を売り上げている「サンドボックスゲーム」で、その自由度とユーザー発信でゲーム性を拡張する「MOD」の豊富さから、飽きることのないゲームだ。マルチプレイも可能で、伊藤と西野が延々と遊び続けてしまう、というのも頷ける。

 詳しくない人のために簡単に説明すると、マインクラフトの世界では土や石、鉱石など様々な物質が立方体で構成されており、それを組み合わせてモノをクラフトして遊ぶのが基本になる。マップはランダム生成され、平原やジャングル、寒冷地に砂漠など、「バイオーム」によって採取できる素材は変わる。一応、モンスターやラスボスのような敵は存在しており、ゲームクリアも設定されているが、遊び方はまさに、プレイヤーによって千差万別だ。趣向を凝らしたプレイ動画も無数にあり、クラシック版がリリースされた2009年から現在に至るまで、幅広く遊ばれている。

 そんなマインクラフトだが、最近では「教育」への利用も進んでいるようだ。レゴブロックのような知育玩具の要素もあり、またゲーム内で回路を作り、ドアの開閉を始めとする様々な動作を自動化したり、前述MODも含め、簡単なプログラミングでビジュアルやゲーム性を調整することができるのが、その理由になっている。何より、若年層にも高い知名度を誇る『マイクラ』を使えば、子供たちが楽しく遊びながら学べる、というのが大きそうだ。

 直近では学研ホールディングス中心となり、3月31日と4月1日、小・中学生を対象にマインクラフトでプログラミング学習を行う「プログラミング1DAYキャンプ」を開催。「創造力と自主性を養う」こともテーマに掲げられており、確かに、マインクラフトの遊び方に通じるものだと納得してしまう。

 3月12日には『コードでチャレンジ! マインクラフトプログラミング』(翔泳社)という小・中学生向けの学習書もリリースされており、2020年にはプログラミング教育の義務化(小学校)が控えるなかで、学校教育に取り入れられていく可能性もありそうだ。PC、スマートフォン、各種ゲーム機と、多くのプラットフォームでプレイできるゲームなので、未プレイの人は試しに遊んでみてはどうだろう。

(文=橋川良寛)

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