歌を通して心を通わせていく女性受刑者たち 『陽だまりの歌が聴こえる』予告編公開

 2027年1月1日に全国公開される『陽だまりの歌が聴こえる』の予告編が公開された。

 本作は、本国台湾で口コミから全国的な熱狂へと広がって興行収入38億6,000万円超を記録した台湾映画。実話に着想を得た物語となっている。 監督を務めたのは、『悲しみより、もっと悲しい物語』のギャビン・リン。「音楽は言葉より早く心に届く」という信念を軸に、歌を通して自らを赦し、誰かを受け入れ、再び歩き出そうとする女性たちの姿を描き出す。

 女子刑務所でひとりの女児が誕生し、母フイジェンと舎房の仲間たちは彼女を守り育ててきたが、娘に迫る“失明の危機”が穏やかな日々に影を落とす。救うには養子に出すしかない。その決断を前に、母としての愛情と娘の未来の狭間で揺れるフイジェンは、“最後に美しい記憶を残したい”と合唱団の結成を決意する。過去の傷を抱えた彼女たちは最初こそ反発し合うが、歌を通して少しずつ心を開き、やがて家族のような絆を育んでいく。迎えた音楽祭の本番、祈りのような歌声は鉄格子を越え、愛する人々へ静かに届く。

 母フイジェン役を演じるのはアイビー・チェン。共演には、「魅せられて」が大ヒットした1979年以来、47年ぶりに台湾映画へ出演したジュディ・オングらが名を連ねる。

映画『陽だまりの歌が聴こえる』予告編

 公開された予告編は、フイジェンが女子刑務所で娘ユンシーを出産する場面から幕を開ける。刑務所内での子育てをめぐり、看守長ファンは「刑務所で育てるなんて。そばに置くことが愛だと?」と厳しい言葉を投げかけ、同室の受刑者ヨウシンも「刑務所で子育てか。いずれ恨まれる」と冷淡に突き放す。そんな中、ユンシーの目に病気が見つかり、治療のためには養子に出すしかない現実が立ちはだかる。娘との“最後の思い出”を残すため、フイジェンは合唱団の結成を提案。受刑者同士の衝突やすれ違いを乗り越えながら、歌を通して心を通わせていく女性たちの姿が切り取られている。やがて彼女たちの歌声はひとつに重なり、鉄格子の向こうへ静かに響いていく。

 あわせて公開された場面写真では、受刑者たちが風船を膨らませる様子や合唱団の様子が描かれている。

 また本作は、第39回東京国際映画祭ガラ・セレクション部門に選出されており、11月3日にはジュディ・オング、ギャビン・リン監督らによる舞台挨拶上映も予定されている。

■公開情報
『陽だまりの歌が聴こえる』
2027年1月1日(金・祝)全国公開
出演:アイビー・チェン、ジュディ・オング、スン・シューメイ、アンバー・アン、ホー・マンシー、ミャオ・クーリー、アニー・チェン
監督:ギャビン・リン
脚本:ヘンリー・ルー(a.k.a. エルメス・ルー)
製作:リウ・ウェイラン
配給:ギグリーボックス、コムストック・プラス
2025年/台湾/中国語/134分/シネマスコープ/5.1ch/原題:陽光女子合唱團
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