鈴木京香、藤原大祐に「綺麗な顔ね~」 『キリコのタクト~YELL~』共演時の秘話を明かす
いきものがかりの楽曲「YELL」に着想を得た映画『キリコのタクト〜YELL〜』の公開記念舞台挨拶が、10月3日に新宿ピカデリーにて開催された。
『キリコのタクト~YELL~』鈴木京香が体現する“音楽の力” 歌が“人生の主題歌”になるまで
いきものがかり「YELL」をモチーフにした『キリコのタクト〜YELL〜』。鈴木京香の力演と、物語を彩る音楽がもたらす“音楽の力”…本作は、第76回NHK全国学校音楽コンクール・中学校の部課題曲として制作されたいきものがかりの楽曲「YELL」に着想を得たヒューマンドラマ。“魔法のタクト”を持つと語り継がれる伝説の音楽教師・原田貴理子(鈴木京香)と、彼女に人生を導かれた教え子たちの愛と絆を描く。
音楽と笑顔で生徒たちを指導していたキリコだが、卒業式の日に突然姿を消す。恩師の行方を追う音楽雑誌記者・北村翔(藤原大祐)は、高校時代の合唱部仲間たちとともに、恩師の記憶をたどりながら、その知られざる真実に迫っていく。
舞台挨拶には鈴木京香、藤原大祐、井頭愛海、田辺桃子、西垣匠、名取裕子、監督・脚本を務めた雑賀俊朗の7名が登壇した。
主人公・原田貴理子役の鈴木は「私自身、この映画を初めて観た時に、恩師の存在や、大切な人が見守ってくれた時間がどれだけ大事なものだったのか。大人になった今、改めて気づくことができたのがありがたいと感じました」と語り、「みなさんが観てくださって、今、温かい拍手をくださったことに心から感謝しています」と深く頭を下げた。
北村翔役の藤原は学生時代に合唱部に所属していたことに触れ、「すごく思いを込めて演じさせていただいた作品です」と挨拶。鮮やかなブルーの着物で登壇した美国亜希子役の名取は「自分が厚木高校出身というだけで『出して!』と言っていただいて出していただいた映画なんですが」とお茶目に語りつつ、「人の心の中にある大切なものって変わらないんだなとこの映画から教えていただきました」と厚木高校への特別な思いを明かした。雑賀監督は「いきものがかりさんの“YELL”とここにいるキャスト全員を愛している監督の雑賀です」と、キャスト陣への愛情を言葉にした。
教え子役の4人がキリコ先生との思い出のシーンに触れる場面もあった。藤原は「京香さんと2人のシーンの撮影で、2人でベンチに座っていると、“あの鈴木京香”から『綺麗な顔ね〜』と言ってもらえたんです」と振り返り、「憧れの方からそんなことを言ってもらって。鈴木さんが一番綺麗ですよと思いながら、『ありがとうございます!』って。それが僕の自慢話です」と得意顔を見せた。鈴木は「歌も上手だし。先生というよりも親戚みたいな気分で、あなたホントよくできて、ホント素敵な子よって感じで常に接していたんです」と照れた表情を浮かべた。
井頭はラストシーンを挙げ「京香さんのお芝居を見るたびに毎回泣きそうになるのを堪えていました。こちらの気持ちをグッと動かしてくださる役者さんだと思います」とコメント。鈴木は「私は雨の音をみんなで一緒に見るシーンが好きです。その時の井頭さんらしい清らかさというのかな。それがすごく素敵な女優さんだなと思って、ご一緒していて楽しかったんですよ」と応えた。
田辺は「合宿で葵が外に飛び出すシーンでのキリコ先生のセリフがすごく好き」と語り、「あのシーンのキリコ先生の言葉には、今の自分もすごく救われていると思います」とコメント。鈴木は「桃子さんはご本人もすごく明るくて、現場を楽しくしてくれるムードメーカー」と振り返った。
西垣は鈴木から「発破をかける意味で、背中を思い切り叩いてもらうことになって。思いっきりやってくださいってお願いしたのですが、思いのほか強くて(笑)」と予想外のエピソードを披露。「“痛い!”の声は、割と心の声が漏れていることを今思い出しました」と笑顔で話し、鈴木は「その痛さも堪えて役に役立ててくださるのはすごくうれしいです」と感謝した。
名取との共演について鈴木は「キリッとした美国先輩らしい優しさで(診察を受けた後のキリコ先生を)待ってくださっていて。顔を合わせてお話をする時に、セリフと思わずにスムーズに言葉が出たことがうれしくて」と感謝を伝えた。名取は「世話好きの音大の先輩だけど、似ているところがあるのよねっていう話で。キリコが関西弁で捲し立てるところが観ていてもすごく好きでした」とキャラクターに触れ、母校・厚木高校については「私がピッカピカの女子高生だった頃のあの正門が!」と感激した様子を見せた。
舞台挨拶終盤には、教え子たちからキリコ先生&鈴木への感謝を込めた手紙が読まれるサプライズが行われた。鈴木は「こんな素敵な俳優さんたちに“先生”と呼ばれる責任を、実は感じていました。自分は何も教えることが出来ないけれど、引っ張っていかなければいけない先生という役をやる難しさを常々感じていました。なので、まさか4人の生徒から卒業証書を渡されるとは思っていませんでした」と感激をあらわにした。
最後の挨拶で鈴木は「こうやってみなさんとご一緒できて本当にうれしく思います。特に今、一生懸命頑張っている若い人たちに観てもらえたらうれしいなと思っているので、お力をお貸しいただければ助かります」と感謝を述べ、イベントを締めくくった。
『キリコのタクト~YELL~』鈴木京香が体現する“音楽の力” 歌が“人生の主題歌”になるまで
いきものがかり「YELL」をモチーフにした『キリコのタクト〜YELL〜』。鈴木京香の力演と、物語を彩る音楽がもたらす“音楽の力”…■公開情報
『キリコのタクト〜YELL〜』
全国公開中
出演:鈴木京香、藤原大祐、井頭愛海、田辺桃子、西垣匠、榊原郁恵、小西博之、大島さと子、四方堂亘、小泉今日子、宅麻伸、名取裕子
監督・脚本・原作:雑賀俊朗
主題歌:前田亘輝(TUBE)×仲川瑠夏(FRUITS ZIPPER)「孤独なハーモニー」(Sony Music Labels Inc.)
挿入歌:藤原大祐「白鳥」(Sony Music Labels Inc.)
エグゼクティブ・プロデューサー:神品信市
プロデューサー:藤田修、濱口典子、竹森昌弘、西村克也
企画:ミライ・ピクチャーズ・ジャパン、サーフ・エンターテイメント
配給:KeyHolder Pictures
©映画「キリコのタクト〜YELL〜」製作委員会
公式サイト:http://surf-entertainment.com/kiriko.html
公式X:https://x.com/kirikoyell