MORE STAR 新井心菜×高梨ゆな『ホテル・インヒューマンズ』対談 「いい意味で裏切られた」
殺し屋専用のホテルを舞台に、さまざまな事情を抱えた殺し屋たちと、彼らの依頼に応えるコンシェルジュたちの物語を描くTVアニメ『ホテル・インヒューマンズ』。第2期では、星生朗と灰咲沙羅に加え、ロンドン支社から赴任した新たなコンシェルジュ、コシバこと桐原シバが登場し、ホテルを取り巻く人間関係にも新たな変化が生まれていく。
第2期の放送に合わせて、KAWAII LAB.から誕生した9人組アイドルグループ・MORE STARの新井心菜と高梨ゆなによる特別対談が実現! 普段から漫画やアニメが大好きで、お互いにおすすめの作品を教え合っているという2人に、第1期で印象に残ったエピソードや、第2期から登場するコシバを含めた生朗と沙羅の関係性、それぞれが注目する第2期の見どころまで、アニメ好きならではの視点からたっぷりと語ってもらった。【インタビューの最後には、サイン入りチェキプレゼント企画あり】
「どんどん感情移入」殺し屋たちの“人間らしさ”が刺さる
――まず、『ホテル・インヒューマンズ』を観て、最初にどんな印象を持ちましたか?
新井心菜(以下、新井):“殺し屋専用のホテルを舞台にした物語”と聞いたときは、「怖いのかな?」ってドキドキしていたんです。でも観てみたら、すごく心温まるシーンがたくさんあって。一つひとつのお話を通して、登場人物にどんどん感情移入していきました。
――殺し屋にも家族がいたり、大切な人がいたり、それぞれの背景が描かれていきますよね。
新井:そうなんです……! 背景を知っていくと、一人ひとりに情が湧いてくるというか。「うわあ……」ってなります(笑)。この作品を通して、自分の中からいろんな感情を引き出してもらったような感じがしました。
高梨ゆな(以下、高梨):わかる! 私も最初は、結構殺伐とした物語なのかなと思っていました。タイトルにも“インヒューマン”とあったので、人間味がなくて、ちょっと冷たいというか、暗くて怖いお話なのかなって。実際、最初のほうに沙羅さんの激しいシーンがあって、「やっぱり怖い系なのかな」と思ったんですけど、観進めていくと印象が変わりました。殺し屋として生きるなかで、いろんなものを押し殺してきた人たちの人間らしい感情が溢れてしまう瞬間があったり、コンシェルジュたちも冷静ではあるけど、温かいなと思うところがあったり。最初のイメージからいい意味で裏切られました(笑)。
――殺し屋たちの“人間らしさ”が印象に残ったとのことですが、第1期で特に印象に残ったエピソードはありますか?
新井:いっぱいあるんですけど、私は冷酷な殺し屋として生きてきたダニカと彼女が出会ったチェタナのお話が特に印象に残っています。ダニカはチェタナと出会ったことで、それまで知らなかった感情が生まれていったじゃないですか。その2人の関係性にすごく惹かれました。チェタナが捕まってしまったときも、ダニカは2人で交わした約束を破ってでも、大切なチェタナを助けに向かう。その姿にも感動しましたし、最後に2人が星空の下で笑い合っているシーンを観て、「本当に素敵だな」って。一番お気に入りのお話です。
高梨:良かったよね。私は、記憶喪失になってしまった殺し屋・長谷川伊織が登場するエピソードが好きです。記憶喪失になってからは、大切な女性と一緒に楽しい時間を過ごしていたんですけど、途中で記憶が戻って、自分が殺し屋だったことも思い出してしまうんです。そのときの感情って、私には想像しきれないくらい複雑だと思うんです。過去と今の自分の間で葛藤しているシーンだったり、生朗との掛け合いだったりもすごく印象に残っていて。長谷川の中から溢れ出してしまった思いを生朗が受け止めたからこそ、あの結末にたどり着けたんじゃないかな、って思いました。生朗にも感情移入しましたし、大好きな回です。
「止めたいけど止めたくない!」音と映像に感じたこだわり
――本作は音楽や映像などの演出も印象的ですよね。アニメならではの表現で、特に惹かれたところはありますか?
新井:すごく印象に残ったのは音です。不気味な音が定期的に入ってくるじゃないですか。そこでいつもヒヤヒヤして、「どうなるんだろう、止めたいけど止めたくない!」みたいな(笑)。ずっと「おお……!」ってなりながら観ていました。
高梨:私は演出全体から、すごくこだわって作られているんだろうなと感じました。たとえばエンディングも、本編の中では描かれなかった部分を補完してくれるような映像になってるじゃないですか。オムニバス形式だからこそ、「この人はこのあとどうなったんだろう?」と、自分で物語の続きを想像する楽しみもあると思うんです。そこにアニメならではの新しい情報を少し加えてくれるのが面白くて。音楽の使い方も含めて、すごく丁寧に作られている作品だと思いました。
――お話を聞いているだけでも、お二人ともかなりアニメがお好きなのが伝わってきます。普段からアニメについて話すことも多いんですか?
新井:します!
高梨:おすすめの漫画を教えたり、「このアニメ面白いよ」って話したりするよね。
新井:私はゆなから教えてもらうことが多いです。
高梨:アニメが大好きなので、「これ観て、これ観て!」って心菜に言っています(笑)。
――そもそも、お二人がアニメを好きになったきっかけは?
新井:私は小学生の頃、漫画やアニメが好きな友達にいろいろ紹介してもらったのがきっかけです。友達が同じ漫画を間違えて2冊買っちゃって、「1冊あげるね」ってもらったこともあって。それを読んだらすごく面白くて、「漫画やアニメって、こんなに面白い世界が広がっているんだ!」って気づいたんです。そこから紙でもアプリでも漫画を読むようになって、アニメも観るようになりました。
高梨:私はお姉ちゃんの影響で気づいたら観ていました(笑)。幼稚園とか小学生くらいから深夜帯のアニメも好きで、録画したり、時にはちょっと夜更かしして観たりしていました。高校生のときとか、夏休みに何もない期間だったら、1日に何クールも観ている日がありました(笑)。
新井:すごい(笑)。
高梨ゆなは“原作とアニメの両方をチェックする派”
――アニメを観るときにどんなところに注目することが多いですか?
高梨:私はアニメだけではなく、漫画や小説も好きなので、原作とアニメの両方をチェックすることも多いんです。そのなかでも、やっぱり“声”はアニメならではの大きな要素だと思っていて。漫画は自分のペースで読み進められますけど、アニメは声優さんのお芝居や間の取り方によって、キャラクターの感情の伝わり方も変わるじゃないですか。そういう違いを意識して観ています。
新井:私はアニメを観ていて「この声、素敵だな」と思って、そこからその方が出演している別の作品を観ることはあります。
高梨:そっちパターンなんだ!
新井:そうそう! あとは効果音や音楽も気になっちゃいます。戦っているときの音だったり、不気味な音だったり。音によって生まれる緊張感や臨場感も、アニメならではの魅力だなと思います。