『タツキ先生は甘すぎる!』町田啓太の葛藤が胸を打つ 子どもの味方でいる理由が明らかに
最終的に優から離婚を言い渡されたことで精神を病み、家族も仕事も失ってしまったタツキ。受診の帰りにフラッと立ち寄ったアートセラピーで出会った三雲(江口洋介)に誘われ、「ユカナイ」のスタッフとして働き始めるも、頭が固まったままだった彼を変えたのは子どもたちだった。
タツキが頼った不登校専門のサポートサービスのプログラムは荒療治的で子どもの心を破壊しかねない危険なものだったが、やり方はともかく、一つだけ納得がいくことを言っていた。それは「変わらなければいけないのは子どもではなく親」という言葉。子どもが学校に行けなくなったら、大体の親は深刻に捉えて悩む。だけど、忘れてはならないのは、一番苦しんでいるのは子ども本人だということ。
このまま学校に行けなくなるかもしれない、もしかしたら将来がダメになってしまうのではないか……。親だけじゃなく子どももまた、その不安の渦中にいる。だけど、無理に頑張ろうとすると心が壊れてしまいそうで怖い。そんな時に、親が逃げ道を作ってくれたら、どれだけ安心するか。もちろん、簡単ではないが、子どもの投げたボールが当たって落ちてきたペンキの色に染まった髪を見て、タツキが「常識」や「正しさ」から自由になれたように、一度自分の考えを疑ってみるといいのかもしれない。
学校に行くことだけが本当に正しいのか。嫌なことを避けていたら、本当に逃げ癖がつくのか。もし学校に行くことを矯正して子どもの心が壊れても、将来のためなら正しい判断と言えるのか。そうなった時に、後悔しないと言えるのか。自分のためではなく、子どものために、何が正解なのかを、考えて考えて考え抜かなければならない。でも、自分たちだけで抱え込む必要はなく、タツキたちのように、その問いに一緒に向き合ってくれる第三者の存在が何より大切だ。
三雲の提案で、寧々の両親を「ユカナイ」に呼び出したタツキ。一筋縄にはいかない墨流しのアートを通して、2人がいつの間にか寧々を思い通りにコントロールしようとしていたことに気づけた。それぞれ好きな色のビーズで作った馬のアートが、家族の行く末を明るく照らしている。一度は壊れたものも、諦めなければ、元に戻ることもあるのかもしれない。子どもは親を置いて、どんどん成長していく。その後ろ姿を妻とともに切なくも頼もしく見守っていた幸せな光景を、タツキは再び取り戻すことができるのだろうか。
■放送情報
『タツキ先生は甘すぎる!』
日本テレビ系にて、毎週土曜21:00〜放送
出演:町田啓太、松本穂香、藤本美貴、寺田心、三遊亭好楽、比嘉愛未、江口洋介
脚本:徳尾浩司
演出:鈴木勇馬
音楽:得田真裕
主題歌:福山雅治「拍手喝采」(アミューズ/Polydor Records)
プロデューサー:岩崎秀紀、秋元孝之、大護彰子
チーフプロデューサー:荻野哲弘
制作協力:オフィスクレッシェンド
製作著作:日本テレビ
©日本テレビ
公式サイト:https://www.ntv.co.jp/tatsuki/
公式X(旧Twitter):https://x.com/tatsuki_ntv