『豊臣兄弟!』の熱気を体感! 秀吉・秀長生誕の地「名古屋・中村」を歩いてきた

絶えない客足と、同じく中村出身の加藤清正

 色とりどりの土産が売られた「ミュージアムショップ」を出ると見えてくるのは、秀吉の生誕地の碑。ここにもしっかりと金のひょうたんが飾られている。

 同時に、館の出口近くにいると分かるのは、団体客が絶えず訪れていることだ。筆者が中村公園に着いたのは平日の12時近くだったが、それでもどんどんツアーバスが到着し、ミュージアムへと入っていく。筆者がシアターで映像を観ていた時も席は満員状態だった。人の数もそうだが、一人ひとりの『豊臣兄弟!』、そして秀吉と秀長への関心や興味が、熱気となって広がっているような印象を受けた。

 公園周辺にはほかにも、加藤清正が創建した常泉寺や、秀吉の馬印にちなんだひょうたん池などがあるが、興味深かったのは「名古屋市秀吉清正記念館」だ。

 実は中村公園は「秀吉清正公園」の愛称でも呼ばれており、こちらの記念館では秀吉だけでなく、同じく中村で生まれた将軍・加藤清正についても紹介されている。名古屋城の築城に携わり、現在も城内には「清正石」などの足跡が残されている人物だ。秀吉に近習として仕えることになる清正は『豊臣兄弟!』にも登場し、伊藤絃が演じる。物語内で清正の生い立ちについてどこまで触れられるかは定かではないが、出身地である中村に再びスポットが当たることは間違いないだろう。

ふたりの夢が動き出した「はじまりの場所」

 旅番組『鶴瓶の家族に乾杯』(NHK総合)では、4月13日から2週にわたり、笑福亭鶴瓶が名古屋・中村を訪れる。お相手は、直を演じる白石聖。直の故郷でもある中村でのロケは、白石にとっても感慨深いものになっているはずだ。

 大河ドラマ館の入り口には「この地から、ふたりの夢が動き出す。」と掲げられている。『豊臣兄弟!』の第2回で、藤吉郎と小一郎が侍大将、将軍を超えて、“お天道様”つまりは天下人になることを夢見た場所が、この中村だった。物語は岐阜、京都と舞台が移り変わっていったとしても、中村が兄弟の夢を抱いた「はじまりの場所」であることは、いつまでも変わらない。

■放送情報
大河ドラマ『豊臣兄弟!』
NHK総合にて、毎週日曜20:00〜放送/毎週土曜13:05〜再放送
NHK BSにて、毎週日曜18:00〜放送
NHK BSP4Kにて、毎週日曜12:15〜放送/毎週日曜18:00〜再放送
出演:仲野太賀、池松壮亮、吉岡里帆、浜辺美波、白石 聖、坂井真紀、宮澤エマ、倉沢杏菜
大東駿介、松下洸平、中島歩、要潤、山口馬木也、宮﨑あおい、小栗旬ほか
語り:安藤サクラ
脚本:八津弘幸
制作統括:松川博敬、堀内裕介
演出:渡邊良雄、渡辺哲也、田中正
音楽:木村秀彬
時代考証:黒田基樹、柴裕之
プロデューサー:高橋優香子、舟橋哲男、吉岡和彦(展開・プロモーション)、国友茜(広報)
写真提供=NHK

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