ビル・スカルスガルド主演『ザ・クロウ』2026年3月6日公開 ヒロインはFKAツイッグス

 1994年に公開された映画『クロウ/飛翔伝説』のリブート作『The Crow(原題)』が、『ザ・クロウ』の邦題で2026年3月6日に全国公開されることが決定。あわせて特報映像とポスタービジュアルが公開された。

 本作は、恵まれない家庭環境に育った青年が更生施設で愛する女性に出会ったことから始まる復讐劇。『ゴースト・イン・ザ・シェル』のルパート・サンダースが監督を務めた。長編監督3作目ながら、『クロウ/飛翔伝説』のプロデューサー エドワード・R・プレスマンらにその才能を認められ、正統リブート作品の監督となった。音楽は『西部戦線異状なし』のフォルカー・バーテルマン、編集は『スラムドッグ$ミリオネア』のクリス・ディケンズが担当した。

 主演を務めたのは、『IT/イット “それ”が見えたら、終わり。』のペニーワイズ役などで知られるビル・スカルスガルド。ヒロイン役には2025年のグラミー賞で『EUSEXUA』が最優秀エレクトロニック・ダンス・アルバム賞にノミネートされたシンガーソングライターでアーティストのFKAツイッグスが抜擢された。

 恵まれない家庭環境に育ち、非行を繰り返す青年エリック(ビル・スカルスガルド)。彼は、更生施設で同じく暗い過去を持つ女性シェリー(FKAツイッグス)と出会う。瞬く間に燃えるような恋に落ちた彼らは脱走を成功させ、誰も知らない場所で2人だけの時間を過ごすうちに、お互いの中に生きる意味を見出して深く愛し合っていくのだった。しかし、謎の組織が隠れ家を襲撃し、2人は惨殺されてしまう。やがて命を落としたエリックの怨念に引き寄せられるように、彼の魂の下へ死の国の使者であるカラスが現れ、“復讐のための力を持って生き返る代わりに、目的を遂げた後は魂を永遠に捧げる”という取引を持ち掛ける。激しい憎悪に駆られたエリックはこれを承諾して蘇り、シェリーを凌辱した組織を滅ぼすことを強く誓って夜の闇へと飛び出していくのだった。

映画『ザ・クロウ』特報映像

 特報映像は、愛する人とともに惨殺されたエリックが彼女の敵を討つため、死の国から完全復活を遂げる場面から始まる。自らの魂と引き換えに、圧倒的な力を得たエリックは、彼らを死に追いやった謎の組織に復讐を開始。激しいカーチェイスやガンアクションがノンストップで繰り広げられていく。

 あわせて、ティザービジュアルとメインビジュアルのポスター2種も公開。ティザービジュアルには、烏羽色の中に、激しい憎悪を抱き地獄から蘇ったエリックの表情が全面に捉えられている。メインビジュアルでは、「愛は怒りの形をしている」というコピーとともに、エリックと恋人のシェリーが寄り添う。背景では、エリックの強い怨念に導かれるように、死者の国の使者であるカラスの大群が不吉に飛び交っている。

■公開情報
『ザ・クロウ』
2026年3月6日(金)全国公開
出演:ビル・スカルスガルド、FKA ツイッグス、ダニー・ヒューストン
監督:ルパート・サンダース
音楽:フォルカー・バーテルマン
撮影:スティーヴ・アニス
編集:クリス・ディケンズ、ニール・スミス
配給:クロックワークス
2024年/イギリス・フランス・アメリカ/英語/111分/5.1ch/シネマスコープ/原題:The Crow/字幕翻訳:平井かおり/ R15+
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