ド・ギョンスによる圧巻のピアノバトルの様子が 『シークレット・メロディ』本編映像公開

 10月3日より新宿ピカデリーほかにて全国公開される韓国映画『シークレット・メロディ』の本編映像が公開された。

 本作は、2007年に台湾で大ブームを巻き起こしたジェイ・チョウ監督・主演映画『言えない秘密』を原案とし、現代的な解釈と変更を加え、結末も新たに韓国でリメイクした青春映画。2024年には京本大我(SixTONES)と古川琴音の共演で日本版リメイクも制作されている。

 幼少の頃から天才少年ピアニストとして活躍してきたユジュン(ド・ギョンス)は、コンクールで原因不明の発作を起こして、静養のため母国の韓国に戻ってきていた。そんな時、大学の練習室で美しいピアノ曲を弾くジョンア(ウォン・ジナ)に出逢う。運命の音に導かれるように惹かれ合い、すぐにお互いがなくてはならない存在に。しかし、ある事情ですれ違い続けたある日、1本の電話をきっかけに、彼女がいる場所に向かって走り出す彼。そして彼女もまた、彼の元へと向かっていた。2人の大事な未来を、自分たちの手で選ぶために ……。

 ピアノの旋律に導かれたユジュン(ド・ギョンス)が、ジョンア(ウォン・ジナ)と偶然の出逢いを果たしたように、ピアノは本作を象徴するものの一つであり、ストーリーの展開に大きな鍵を握っている。幼い頃から天才ピアニストとして活躍してきたユジュンと、音楽大学に通うジョンアのデートでは、連弾など一緒にピアノを弾くこともしばしば。しかし、ユジュンを演じたド・ギョンスは、なんとピアノ初心者。にもかかわらず、多忙なスケジュールでの練習となったようで、「天才ピアニストという役柄を演じるために、1か月に満たない期間でピアノの練習を行いました。本物のようには弾けないので、実際のピアニストの映像を何度も見て、動きや表情を忠実に再現しようと努力しました」と“魅せ方”に特にこだわって練習を重ねたことを明かしている。

 監督を務めたソ・ユミンも、「練習時間がほとんどないのに弾かなければならない曲が膨大で、このままどうやって乗り切るのかと密かに心配していました」と回顧しつつも、「撮影が始まると、ピアノの指使いが非常に上手で、内心驚きました。彼がこっそり血のにじむような練習をしたのか、それとも一度見ただけで全て覚えてしまう天才なのかと不思議に思っています。今でもそれが謎です」と疑問を持つほどのクオリティの高さに仕上がっていることを告白している。

映画『シークレット・メロディ』本編映像

 公開された本編映像は、優勝商品がジョンア(ウォン・ジナ)の欲しいと言っていたアルトゥール・ビンダーの楽譜であることを知り、スランプでピアノを弾くことを避けていたものの、出場を決めたピアノバトルの一幕。原曲でも演奏が難しい「ラ・カンパネラ/リスト」にアレンジを加えたり、速いテンポで演奏したりとバトルが進むにつれて、演奏の難易度もアップ。しかも相手役は、実際にド・ギョンスのピアノの指導をしていた先生だったよう。しかし、負けず劣らずの迫力でド・ギョンスの努力の結晶が存分に詰め込まれたシーンになっている。本編では、「ねこふんじゃった」など一度は弾いたことのある楽曲の演奏シーンも確認できる。

■公開情報
『シークレット・メロディ』
10月3日(金)より新宿ピカデリーほか全国公開
出演:ド・ギョンス(EXO)、ウォン・ジナ、シン・イェウン、ペ・ソンウ、カン・マルグム
監督:ソ・ユミン『君だけが知らない』
原案:ジェイ・チョウ
配給:クロックワークス
2025年/韓国/韓国語/1時間43分/英題:Secret: Untold Melody/G指定
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公式サイト:https://klockworx-asia.com/secretmelody

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