スーパーで悪態をつく主人公の姿が マイク・リー新作『ハード・トゥルース』日本版予告編
10月24日に公開されるマイク・リー監督の新作映画『ハード・トゥルース 母の日に願うこと』の日本版予告が公開された。
『ヴェラ・ドレイク』『秘密と嘘』などのリーが監督を務め、世界中の映画祭で27の受賞と57のノミネートを果たした本作は、現代のロンドンを舞台に、怒りを抱えた母親を主人公にしたヒューマンドラマ。主人公の夫や息子、妹とのねじれた家族関係を見つめ、「人間とは?」「家族とは?」そして「幸せとは何か?」を問いかける。
家族の絆を通じて、社会の片隅で生きる庶民たちの真実を描き続けてきたリー監督は、この作品でも、いつも通り撮影前は脚本を用意せず、俳優との即興的なリハーサルを重ねることで物語の骨組みを作り上げる独自の手法を通じて、人間のリアルな感情に迫った。
主演を務めたのは『秘密と嘘』で第69回アカデミー賞で助演女優賞にノミネートされたマリアンヌ・ジャン=バプティスト。本作でリー監督と『秘密と嘘』以来25年ぶりの再タッグを果たした。バプティスト演じるパンジーの妹を『秘密と嘘』『人生は、時々晴れ』などのミシェル・オースティンが演じている。
公開された予告編は、主人公パンジー(マリアンヌ・ジャン=バプティスト)がスーパーマーケットのレジ係に悪態をつく場面から始まる。パンジーはインテリアショップのように整然とした一軒家で夫と息子と暮らしているが、日常に喜びを見出せず、周囲へ当たり散らしている。そして、美容師の妹シャンテル(ミシェル・オースティン)が、そんな姉を心配し、根気強く寄り添う様子も映し出されている。
■公開情報
『ハード・トゥルース 母の日に願うこと』
10月24日(金)より、新宿シネマカリテほか全国公開
出演:マリアンヌ・ジャン=バプティスト、ミシェル・オースティン
監督・脚本:マイク・リー
提供:ニューセレクト
配給:スターキャットアルバトロス・フィルム
2024年/イギリス/英語/97分/シネスコ/5.1ch/原題:Hard Truths/日本語字幕:岩辺いずみ
©Untitled 23 / Channel Four Television Corporation / Mediapro Cine S.L.U.
公式サイト:hahanohi-film.com