『風、薫る』小林虎之介の母役に岩瀬顕子 故郷・栃木県での撮影に「特別な喜び」
2026年度前期(東京制作)NHK連続テレビ小説『風、薫る』に岩瀬顕子が出演することが発表された。
朝ドラ第114作目となる本作は、医療看護の世界に新たな風を起こした大関和と鈴木雅の二人のトレインドナースをモチーフに描くバディドラマ。同じ看護婦養成所を卒業した二人が、患者や医師たちとの向き合い方に悩み、ぶつかり合いながら成長し、やがては“最強のバディ”になって、まだ見ぬ世界を切り拓いていく。
主人公・一ノ瀬りんを見上愛、“最強のバディ”となるもう一人の主人公・大家直美を上坂樹里が演じる。
脚本は、『あなたのことはそれほど』(TBS系)、『初めて恋をした日に読む話』(TBS系)、『くるり~誰が私と恋をした?~』(TBS系)の吉澤智子が担当する。
岩瀬が演じるのは、竹内家を支える虎太郎(小林虎之介)のパワフルな母・竹内栄。いざという時に頼りになる存在だ。
岩瀬顕子(竹内栄役)コメント
『風、薫る』出演への意気込み
多くの方に長年親しまれてきた朝ドラに出演できることを、心から光栄に思います。今回は私の故郷・栃木県での撮影、そして慣れ親しんだ栃木ことばで演じられることに、特別な喜びを感じています。地元の美しい自然や人々の温もりに包まれながら、視聴者の皆さまの心に深く響く作品となるよう、心を込めて演じさせていただきます。栃木の魅力とともに、この物語を全国へお届けできるのがとても楽しみです。
連続テレビ小説への出演
2020年の『エール』に少しだけ出演させていただいた際、朝ドラの現場ならではの温かくも凛とした空気を肌で感じました。毎朝、多くの方が楽しみにしている作品に関われることの重みと喜びを実感し、また必ずこの場所に戻りたいと強く願いました。今回再び出演の機会をいただけたことに、心から感謝しています。
作品は、看護がテーマのひとつ。看護に関わる仕事との接点や思い出などについて
父が入院していた頃、看護師の皆さんが患者や家族の不安に真摯に寄り添ってくださり、その温かさに心から救われました。さらにコロナ禍では、ご自身の生活を顧みず、多くの命を支え続ける姿に、ただただ頭が下がる思いでした。看護という仕事の尊さをあらためて実感し、この作品が、看護に携わるすべての方々への感謝の気持ちを届けるきっかけになればと願っています。
栃木県那須地域(大田原市)の印象等について
栃木県宇都宮市出身の私は、「とちぎ未来大使」として、また東京栃木県人会副会長として、ふるさとの魅力発信と文化振興に取り組んでいます。同じ栃木出身の大関和さんがヒロインのモチーフとなる本作に携われることは、大きな喜びです。那須地域には子どものころからよく訪れており、大田原にある温泉もお気に入りの場所のひとつ。豊かな自然と、人々の飾らない温かさに触れるたび、栃木の魅力を再認識しています。この作品を通じて、より多くの方が栃木の美しさを知り、訪れてくださることを願っています。待ってっかんね〜!
■放送情報
2026年度前期 NHK連続テレビ小説『風、薫る』
NHK総合にて、2026年春~放送
出演:見上愛、上坂樹里
作:吉澤智子
原案:田中ひかる『明治のナイチンゲール 大関和物語』
制作統括:松園武大
プロデューサー:川口俊介
演出:佐々木善春 橋本万葉ほか
写真提供=NHK