民放公式テレビ配信サービス「TVer」の2024年7月の再生数が過去最高記録となる4.9億回を記録した。

　8月は月間ユーザー数が4,100万ユニークブラウザ（MUB）（※1）、月間動画再生数が4.9億回（※2）を超え、2カ月連続で過去最高記録を更新した。

　月間ユーザー数は前年同月比（※3）約140％と大きく伸長。月間動画再生数も前年同月比（※4）約130％増となり、5億回目前となった。また、スマートフォン・タブレットアプリ、コネクテッドTVを合わせた累計のアプリダウンロード数も7,800万ダウンロードを超えている。

　ほぼ全競技（※5）の配信を実施したパリ2024オリンピックでは、競技開始から閉会まで（7月24日～8月12日）のオリンピックコンテンツ総再生数が約1億1,100万（※6）となり、8月のTVer全体の動画再生数を押し上げた。女子団体で銀メダルを獲得した卓球や、松山英樹が日本男子ゴルフ界初の銅メダルを獲得したゴルフ、海外勢同士の試合も多く視聴されたバスケットボールなど、さまざまな競技が地上波放送とあわせて配信でも視聴され、『ジャンクSPORTS』（フジテレビ系）など、オリンピックで活躍した選手が登場する大会後のスペシャル番組も視聴された。

　ドラマにおいては、ドラマプレミア23『夫の家庭を壊すまで』（テレ東）や月9ドラマ『海のはじまり』（フジテレビ系）をはじめとした7月期ドラマだけでなく、『HERO』（フジテレビ系）、『GTO』（カンテレ・フジテレビ系）、『ハコヅメ～たたかう！交番女子～』（日本テレビ系）など人気作品の配信も実施され、新旧問わず多くのドラマ作品が視聴された。

　『水曜日のダウンタウン』（TBS系）や『酒のツマミになる話』（フジテレビ系）、『世界の果てまでイッテQ！』（日本テレビ系）など、引き続きバラエティ番組も好調。『水曜日のダウンタウン』は、SNSでも話題になったエピソードや、「みんなの説SP」などの過去エピソードの配信もあり、記録更新に寄与した。また、『ほんとにあった怖い話』（フジテレビ系）をはじめとしたホラー番組が、夏ならではの「ホラー特集」として多数配信されたことも、月間ユーザー数の増加につながった。

　さらに、全デバイスの再生数に占める8月のコネクテッドTV再生数割合は36.3％（※7）と通常より高い結果に。お盆休みなどで在宅時間が増え、テレビでもTVerを楽しむ機会が増えたことがうかがえる結果となった。

※1：2024年8月1日～8月31日における、TVer単体でのユニークブラウザ数
※2：2024年8月1日～8月31日における、TVer単体のVOD・リアルタイム配信・追っかけ再生およびSPLIVEを合計した全デバイスでの動画再生数（ビデオリサーチにて算出）
※3：2023年8月1日～8月31日における、TVer単体でのユニークブラウザ数との比較
※4：2023年8月1日～8月31日における、TVer単体のVOD・リアルタイム配信・追っかけ再生およびSPLIVEを合計した全デバイスでの動画再生数との比較（ビデオリサーチにて算出）
※5：NHKの地上波放送競技の一部を除きます。
※6：2024年7月24日～8月12日における、TVerおよびYahoo!オリンピック特設ページでのVOD・ライブ配信・追っかけ再生を合計した全デバイスでの動画再生数（ビデオリサーチにて算出）
※7：2024年8月1日～8月31日における、TVer単体のVODでのデバイスごとの動画再生数の割合（ビデオリサーチにて算出）