ハ・ジョンウとチュ・ジフンの共演作『ランサム 非公式作戦』の公開日が9月6日に決定し、あわせて予告編と日本版ポスタービジュアル公開された。

　本作は、実際の韓国人拉致事件から着想を得たポリティカルアクション。日本をはじめ世界各国でリメイクされた韓国映画『最後まで行く』のキム・ソンフンが監督を務めた。韓国のアカデミー賞として名高い大鐘賞の3部門にもノミネートされている。

　主演を務めたのは、『チェイサー』や『白頭山大噴火』などのハ・ジョンウ。さらに『アシュラ』『ジェントルマン』などのチュ・ジフンがバディ役を演じている。

　レバノン内戦下のベイルートで韓国人外交官が忽然と姿を消した。やがてそれが忘れ去られた頃、現任の外交官ミンジュン（ハ・ジョンウ）は、消えた外交官が人質として生きていることを告げる暗号をキャッチする。彼を救うため、身代金を手にレバノンに向かったミンジュンだが、現地に降り立つや否や大金を狙ったギャングに襲われピンチに陥ったところを、現地でタクシー運転手として働く韓国人のパンス（チュ・ジフン）に救われる。協力の 見返りを求める現金なパンスと渋々タッグを組んだミンジュンは、戦火が吹き荒れるベイルートの街を突き進んでいくのだが……。

　公開された予告編は、レバノン・ベイルートで消えた外交官を救うために、身代金を手に現地に向かう外交官ミンジュンと、タクシー運転手として働くパンスという、通常では相容れないコンビが出会うシーンからスタートする。救出した際の成功報酬として“自身の出世”という約束を取り付けたミンジュンだったが、レバノンに到着した途端に、銃を持った者たちの襲撃に遭ってしまう。難なく街に逃げ出したミンジュンは、その場に居合わせたパンスのタクシーに乗車する。銃声音が鳴り響くなかでも逃げ切ることが出来たが、パンスからは「あんたのせいで撃たれそうになった」とクレームを言われてしまう。危険な目にあわせてしまったミンジュンだったが、現地を熟知するパンスに協力を仰ぐことを決意。「100ドルで救出に協力を。アメリカで働くか？」といった、韓国政府直属の見返りがあると匂わせて交渉を成立させる。

　凸凹コンビの2人の目的は、「拉致された人質の救出」。外交官の為に用意した、身代金の取引日が近づく中で、ミンジュンの同僚が「生きて帰れ！」と声を荒げる姿が映し出されている。また、パンスが運転するタクシーが、エンジン全開でカーチェイスを繰り広げる様子、さらには天に向かって炎が吹き上げる瞬間など、ド迫力のアクションシーンが確認出来る。戦火が吹き荒れるベイルートの街で、果たして2人は、無事に捕らわれた外交官を救うことができるのか。

　あわせて公開されたメインビジュアルには、「孤立無援の救出ミッションが始まる」というキャッチコピーが添えられ、ドリフト走行に挑むパンスの鬼気迫る表情と、驚きの表情を浮かべるミンジュンが捉えられている。

　キム・ソンフン監督は、「ダイナミックなアクションシーンだけではありません！　緊張感と感情が調和するストーリー展開も見所です。どこまでも終わらない、“最後までいく”アクションシーンは、手に汗握りますよ（笑）」と、茶目っ気たっぷりにコメントしている。

■公開情報
『ランサム 非公式作戦』
9月6日（金）、新宿バルト9ほか全国ロードショー
監督：キム・ソンフン
出演：ハ・ジョンウ、チュ・ジフン
配給：クロックワークス
2023年／韓国／133分／韓国語ほか／英題：Ransomed
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