6月9日に公開されるディズニーの実写映画『リトル・マーメイド』。日本版のアリエル役の声優に豊原江理佳が決定し、あわせて吹替版予告編が公開された。

　2023年に創立100周年を迎えるウォルト・ディズニー社。その歴史の礎を築いてきた1991年公開のアニメーション映画『リトル・マーメード』が実写版として公開される。『シカゴ』でアカデミー賞6部門に輝いたロブ・マーシャルが監督を務め、ビヨンセがその高い歌唱力を絶賛し、自身のツアーにも参加させたという新人女優のハリー・ベイリーがアリエル役を演じた。

　豊原にはオーディション合格のサプライズ報告が実施された。豊原は「声優オーディションの再面談がある」とスタジオに呼ばれ、笑顔を見せつつスタジオに入った。モニターに『リトル・マーメイド』の映像が流れた後、「アリエル役 豊原江理佳様に決定‼」というテロップが表示され、サプライズが告げられた。夢にも思っていなかった形で自身がアリエル役の声優を務めることを知った豊原は、嬉しさのあまり言葉も出ないほど号泣。涙が止まらない豊原に、吹替の歌唱監督と台詞監督より花束と台本が渡され、「アリエルの可憐さや好奇心、品の良さが全部（豊原さんの）声にのっていた」、「台詞にもとても心がこもってました」と告げられる。

　さらには本国のアリエル役であるベイリーからも「アリエル役おめでとうございます！　あなたの素敵な歌声と共に、日本の皆様に『リトル・マーメイド』の魅力が届くことを楽しみにしています。自分を信じて飛び込んでいけば、あなたはきっと沢山の人の心を動かせると思います」と祝福のメッセージが届いた。

　豊原は幼い頃からアニメ―ション版やブロードウェイの舞台版を観るなど、『リトル・マーメイド』が好きだと語る。サプライズ発表直後のインタビューでは、「本当に（アリエル役を）強く望んでいました。やりたかったので、今も信じられないですね。嬉しいとか、びっくりしたという感情もまだ湧かないくらい感激しています」と、今回の大抜擢について笑顔で話した。

　さらに、本作を象徴する楽曲「パート・オブ・ユア・ワールド」については、「アリエルが人間の世界に行きたいという強い憧れを一番に感じます。私達も強く感じることのある気持ちだと思うので、共感できるし、（映像の中でも）そこに手を延ばしていくアリエルが凄く印象的です」と、歌を通して自分の心に真っ直ぐなアリエルへの共感の気持ちを語った。

　あわせて、日本語版「パート・オブ・ユア・ワールド」も公開。吹替版予告編には、アリエル役発表時のサプライズの様子も映し出されている。

■公開情報
『リトル・マーメイド』
6月9日（金）より、全国劇場にて公開
監督：ロブ・マーシャル
音楽：アラン・メンケン、リン＝マニュエル・ミランダ
出演：ハリー・ベイリー、メリッサ・マッカーシー、ジョナ・ハウアー＝キング、ハビエル・バルデム
配給：ウォルト・ディズニー・ジャパン
原題：The Little Mermaid
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