アレサ・フランクリン本人からの抜擢 ジェニファー・ハドソン主演『リスペクト』場面写真
11月5日より公開予定の『リスペクト』の場面写真が公開された。
本作は、愛に傷つき、己の弱さを知った一人の女性が、自分を見出し、“リスペクト”を取り戻していくサクセスストーリー。映画デビュー作『ドリームガールズ』でアカデミー賞助演女優賞を受賞し、歌手としてもグラミー賞を制した経歴を持つジェニファー・ハドソンが今回演じるのは、ソウルの女王アレサ・フランクリン。映画化にあたっては、フランクリン本人が生前にハドソンを指名し、このキャスティングが実現した。『ドリームガールズ』でハドソンがオスカーを手にした直後から、長期間にわたりプロジェクトを進めてきたという。
少女のころから抜群の歌唱力で天才と称され、煌びやかなショービズ界の華となったフランクリン。しかしその裏に隠されていたのは、尊敬する父、そして愛する夫からの束縛や裏切りだった。すべてを捨て自分の力で生きていく覚悟を決めたフランクリンの歌声が、世界を歓喜と興奮で包み込んでいく。
映画のタイトルにもなっている楽曲「リスペクト」や「シンク」「ナチュラル・ウーマン」などの楽曲を、ハドソンが熱唱する渾身のステージシーンや、仲間たちとセッションをしながら名曲を生み出していくシーンも描かれる。『ウォーキング・デッド』などで演出を手がけたリーズル・トミーが監督を務めた。そのほか、フォレスト・ウィテカー、マーロン・ウェイアンズ、メアリー・J.ブライジらが脇を固める。
公開された場面写真では、ハドソンが演じるフランクリンが力強く熱唱する姿、ヒット曲が出ずに苦悩する彼女が、「ブルースの女王」の名で知られるダイナ・ワシントンに音楽業界で生き抜くことについて諭される楽屋シーン、自身の妹や仲間たちとセッションをしながら、自分らしい楽曲を作り上げていくシーンなどが収められている。
美しい衣装を身にまとったフランクリンのパワフルな歌唱シーンの場面写真は、本作で描かれる煌びやかなショービズ界の舞台裏や、圧倒的な歌唱力でアレサの胸の内に秘めた思いを歌い上げる感動的なシーンを彷彿とさせる。
『ドリームガールズ』でオスカーを受賞した直後に本人からアレサ・フランクリン役をオファーされたというハドソンは「私には夢があった。あんな大役の後に?と言う人もいたけれど、私はそれに勝るものはアレサ・フランクリンを演じることだけだと答えたの」と語っている。そして「『ドリームガールズ』を観て、私が若き日のアレサを彷彿とさせると言う人がいた。今となっては、運命的なものだったかもしれない」とコメントしている。
■公開情報
『リスペクト』
11月5日(金)TOHOシネマズ 日比谷ほか全国ロードショー
出演:ジェニファー・ハドソン、フォレスト・ウィテカー、マーロン・ウェイアンズ、メアリー・J. ブライジ
監督:リーズル・トミー
脚本:トレイシー・スコット・ウィルソン
配給:ギャガ
原題:Respect/アメリカ/2021年/カラー/シネスコ/5.1chデジタル/146分/字幕翻訳:風間綾平
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