『インハンド』山下智久の違和感のない大学生姿が話題に 今後の鍵を握るのは松下優也?

 第3話では、瀬見の登場により過去の回想シーンが多くインサートされる。枯葉の模様をした蛾の一種・アカエグリバを見つけ、無邪気に地面にうつぶせになる紐倉。今と変わらず、当時から虫が好きだったことが伝わってくる場面である。驚くのが12年前という設定にも関わらず、山下が何の違和感もなく大学生役を演じていることだ。彼こそが不老不死のアンチエイジングを……と思わずにはいられない。そして、大学生の紐倉には自身の右腕が存在している。

 第2話ではCDC(アメリカ疾病予防管理センター)と揉めて様々な学会から除名されたという紐倉の過去が明かされたが、第3話では5年前にCDCをアメリカ陸軍と揉めてクビになったという新たな情報が。アメリカ兵らしき「HIMOKURA!」と呼ぶ声と共に紐倉がフラッシュバックする映像の中には、大きく燃え上がる炎と男性の笑顔。それは「紐倉の過去に関わる重要人物を演じる」と既に発表されていた松下優也だ。紐倉が義手になった出来事と大きく関わりがあることは間違いなく、今後の展開を握る重要人物の一人となっていくだろう。第4話の予告では、鍋島智樹(山中崇)が「あの男は人殺しなんですよ」と高家に話しかけ、紐倉が右腕を抑え苦悶するシーンも。さらなる紐倉の過去が明かされることは確かだ。

■渡辺彰浩
1988年生まれ。ライター/編集。2017年1月より、リアルサウンド編集部を経て独立。パンが好き。Twitter

■放送情報
金曜ドラマ『インハンド』
TBS系にて、毎週金曜22:00〜22:54放送
出演:山下智久、濱田岳、菜々緒、藤森慎吾、高橋春織、酒井貴浩、田口トモロヲ、松尾貴史、光石研、風間杜夫
原作:朱戸アオ『インハンド』(講談社『イブニング』連載中)
脚本:吉田康弘、田辺茂範、福田哲平
プロデューサー:浅野敦也(TBSスパークル)、佐藤敦司(TBSスパークル)
演出:平野俊一、岡本伸吾、青山貴洋
製作:TBSスパークル、TBS
(c)TBS
公式サイト:http://www.tbs.co.jp/inhand/

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