『春待つ僕ら』杉野遥亮は“寅さん”ד健さん”? キャラクター像について土屋太鳳らがコメント

 12月14日に全国ロードショーされる『春待つ僕ら』。杉野遥亮演じるバスケ部の高校生・竜二のキャラクター像について、杉野本人と土屋太鳳がコメントした。

 本作は、『ROOKIES-卒業-』の平川雄一朗監督と『君の膵臓をたべたい』の春名慶プロデューサーがタッグを組んだ青春映画。 何をするにもひとりの“ぼっち女子”美月(土屋太鳳)の運命を変えた、バスケと仲間を愛する4人のバスケ男子との出会いと変化を描く。

 美月とバスケ男子4人が出会うきっかけは、杉野演じる竜二が美月と同じ店でバイトしている年上の女性に想いを寄せていることだった。杉野はそんな竜二の役作りについて、「“寅さんを観ろ!”と言われました。“渥美(清)さんが演じている寅さんが竜二だ”と」 と平川監督から思わぬ人の名前が飛び出したことを明かす。

 人情喜劇『男はつらいよ』の正直者で、 喜怒哀楽を素直に出す車寅次郎。そんな心のままに真っすぐに生きる寅さんこそが、竜二の素直な性格を表現する上で参考になるという。杉野も「とにかくピュアです。心に思っていることが素直に表に出てしまうキャラクターで、僕とは違って素直で真っ白な人なので、素直さを出すのは難しかったです」と自身の演じた竜二のキャラクターを分析しつつ、演じることの難しさを述懐した。

 さらに、共演した土屋は、寅さんのような素直さを持つ竜二を演じた杉野について「私は、高倉健さんが大好きなのですが、ようちゃんを見ていると高倉健さんが心にふっと浮かんできます。どちらかというと不器用な方だと思うのですが、それが凄く魅力的な俳優さんだと思いました」とコメント。杉野も「もともと線が細かったのですが、インターハイを目指すバスケ選手なので、肩の筋が見えるように毎日筋トレを重ねました」と見た目の役作りも徹底したことを明かし、「実際に演じてみて、幼なじみの4人という関係が大事だと感じました。練習からチームワークをしっかり作れたので、ウソのないバスケシーンが伝わると思います」とバスケチームとしての見せ方にも気を遣ったことを明かした。

■公開情報
『春待つ僕ら』
12月14日(金)全国ロードショー
監督:平川雄一朗
脚本:おかざきさとこ
音楽:高見優
原作:あなしん
出演:土屋太鳳、北村匠海、小関裕太、磯村勇斗、杉野遥亮、稲葉友、泉里香、佐生雪、緒川たまき
制作プロダクション:オフィスクレッシェンド
配給:ワーナー・ブラザース映画
(c)あなしん/講談社 (c)2018 映画『春待つ僕ら』製作委員会
公式サイト:harumatsumovie.jp
公式Twitter:@harumatsumovie

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