日本トルコ合作映画『海難1890』新予告編公開 内野聖陽がトルコ人を救う医師を演じる

海難1890 予告2- A

 日本とトルコの合作映画『海難1890』の新予告編が公開された。

 本作は、1890年に和歌山県樫野崎(現串本町)沖で起きた「エルトゥールル号遭難事故」での救出劇と、1985年に起こった「イラン・テヘラン在留邦人救出事件」という2つのエピソードで構成された、史実を基にした物語。「エルトゥールル号編」では、海難事故に遭遇した医師・田村役で内野聖陽が主演を務め、エルトゥールル号乗組員の軍人・ムスタファをトルコ人俳優ケナン・エジェが、田村の助手として働くヒロインのハルを忽那汐里がそれぞれ演じる。ケナン・エジェと忽那汐里の2人は「テヘラン救出編」にも出演し、2役に扮している。「エルトゥールル号編」にはその他に、夏川結衣、小澤征悦、大東駿介、竹中直人、笹野高史、アリジャン・ユジェソイが、「テヘラン救出編」には永島敏行、宅間孝行らが出演している。『利休にたずねよ』でモントリオール世界映画祭最優秀芸術貢献賞を受賞した田中光敏が監督を務める。

 このたび公開された予告編では、イラン・イラク戦争下のテヘランで、エジェ演じる大使館職員ムラトが取り残された日本人のために声をあげる「テヘラン救出編」、内野演じる医師・田村が、「深手を負った者が先だ」と村人たちに指示しながら治療に当たる「エルトゥールル号編」の両方が確認できる内容になっている。

■公開情報
12月5日(土)ロードショー
『海難1890』
監督:田中光敏
出演:内野聖陽、忽那汐里 ほか
(c)2015 Erutugrul Film Partners
公式サイト:www.kainan1890.jp

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