カンバーバッチ主演『ドクター・ストレンジ』の敵役にマッツ・ミケルセン起用か?

 ベネディクト・カンバーバッチが主演することが決定しているマーベル原作の新ヒーロー映画『ドクター・ストレンジ』。その敵役に、“北欧の至宝”こと、マッツ・ミケルセンが起用される可能性があると『VARIETY』電子版が報じている。(参考:‘Doctor Strange’ Eyes ‘Hannibal’ Star Mads Mikkelsen to Play Villain (EXCLUSIVE)

 今年5月、自身が主演する映画『悪党に粛清を』のプロモーションで初来日を果たし、多くの女性たちを魅了していたことも記憶に新しいマッツ・ミケルセン。1965年にデンマークで生まれ、ダンサーとしてのキャリアを経たのち、ニコラス・ウィンディング・レフン監督の『プッシャー』(1996年)で映画デビューした彼は、その後『007/カジノ・ロワイヤル』(2006年)でジェームズ・ボンドの敵役、ル・シッフルを演じたことで国際的な注目を集めるようになり、2013年からはアメリカのテレビドラマ『ハンニバル』で3シーズンにわたって主役を演じてきた。

 その『ハンニバル』が、ちょうど最終回を迎えようとしているタイミングで報じられた今回のニュース。その真偽のほどは依然として不明だが、マーベルがミケルセンに興味を持ったのは、今回が初めてのことではないという。かつて、『マイティ・ソー/ダーク・ワールド』の悪役、マレキスをミケルセンに打診したことがあるというのだ。そのときは、ちょうど『ハンニバル』の撮影と重なってしまったため実現しなかったが、果たして今回はどうなのだろうか。

 ちなみに、マッツ・ミケルセンの兄、ラース・ミケルセンもまた俳優であり、最近ではテレビドラマ『SHERLOCK/シャーロック』のシーズン3で、ホームズの敵役、マグヌッセンを演じていたことでも知られている。ということは、もし今回の話が実現するならば、ミケルセン兄弟は、ふたりそろってカンバーバッチと対決することになるのだが……。

「ドクター・ストレンジ」役のベネディクト・カンバーバッチの他、ストレンジの師匠「エンシェント・ワン」をティルダ・スウィントン、ストレンジの兄弟弟子であり、のちに悪役に転じる「モルド男爵」をキウェテル・イジョフォー(『それでも夜は明ける』)が演じることがすでに発表されている『ドクター・ストレンジ』は今秋クランクイン、2016年11月4日に全米で公開される予定だ。

(文=編集部)