「第1回 StellaJean コンテスト 映像化原作大賞」受賞作決定 八月美咲『真っ白な嘘と、真っ赤な真実』が総合大賞に

StellaJean コンテスト 映像化原作大賞

 ショートドラマ配信プラットフォーム「StellaJean(ステラジーン)」が主催する「第1回 StellaJean コンテスト 映像化原作大賞」の受賞作品が決定した。総合大賞には八月美咲『真っ白な嘘と、真っ赤な真実』が選ばれ、映像化が予定されている。

 本コンテストは、映像化を前提とした原作発掘を目的に、協賛企業・協力パートナー全17社とともに初開催されたもの。小説部門および脚本・シナリオ部門に計571本の応募が寄せられ、審査の結果、総合大賞1作品、StellaJean賞3作品、協賛企業賞9作品、佳作7作品が選出された。

 総合大賞に選ばれた八月美咲『真っ白な嘘と、真っ赤な真実』は、小説部門からの受賞作で、総合大賞に加えてyucca賞、nowhere film賞の計3部門を受賞した。記憶を失った主人公・清水朔楽の前に、恋人や「死んだ息子の嫁だ」と主張する夫婦、フィアンセ、父、親友を名乗る人物が次々と現れ、それぞれが異なる「過去」を語り始めるというミステリ作品。ホテルの冷蔵庫に隠された700万円、別人へと顔を作り変える整形手術の予約といった謎が重なり、主人公のアイデンティティと「真実」をめぐる物語が展開する。

 StellaJeanの講評では、「冒頭の強烈なフック、独創的な設定、キャラクターの魅力、物語を牽引するストーリー性、そしてラストの鮮やかな転換に至るまで、すべてが高い完成度で描かれている」と評価。ミステリとしての推進力や映像化した際の期待値の高さも選考委員から高く評価されたという。

 そのほかの受賞作としては、StellaJean小説賞にさいマサ『セックスフル』とかのん『物件番号006:境界線の家』、StellaJean脚本賞に手塚ハル『ライフパフォーマンス:タイパOLの完璧な一日』が選出された。協賛企業賞では、月瀬いづみ『トロフィーワイフ ──奪われるのは、夫か、それとも人生か』(シナリオ)、海坂依里『儚くて透明な最後の冬に、春の声を感じた』(小説)、ウィリアム・シモンズ『吉原コンビニメモリーズ』(シナリオ)、雨宮里玖『告白ゲームの攻略対象にされたので面倒くさいやつになって嫌われることにした』(小説)、中尾昌稔『霊感バイト』(シナリオ)などが受賞している。

 佳作にはシナリオ部門から『風呂屋の娘』『男女不平等主義』、小説部門から『一縷(いちる)』『銀河系は人を知り、そして丸くなった』『1520ルーメンの暗い常盤』『収穫祭「私の心臓を掴むあなたの手が冷たくも温かい」』『これって政略結婚じゃないんですか? ー彼が指輪をしている理由ー』の計7作品が選ばれた。

 なおStellaJeanは、2026年4月22日にオープンした映像・小説・シナリオを扱うプラットフォーム。ショートドラマやショートフィルムの配信に加え、小説とシナリオの投稿・読書機能も備えている。

■コメント

StellaJean編集部
今回開催した「StellaJeanコンテスト 映像化原作大賞」には、570作品を超えるご応募をいただきました。
第1回という立ち上げ期で、まだ十分に認知が行き届いていない私たちのプラットフォームに、これほど多くの作品が寄せられたことに、編集部一同、心から感謝しています。ご応募いただいた571本の小説・シナリオは、市場トレンドを丁寧に研究した題材、新たなジャンルへの挑戦、ひらめきに満ちたアイディア、物語としての完成度の高いストーリーなど、想像を超える多彩な作品で、選考過程そのものがとても刺激的で、楽しい時間でした。
その中で大賞に選ばれた『真っ白な嘘と、真っ赤な真実』は、冒頭の強烈なフック、独創的な設定、キャラクターの魅力、物語を牽引するストーリー性、そしてラストの鮮やかな転換に至るまで、すべてが高い完成度で描かれています。
7人もの人物が、なぜ主人公に“嘘の人生”を吹き込むのか──徐々に明かされていく真実と、それを覆す最後の衝撃は、多くの方に触れていただきたい圧倒的な魅力です。ミステリとしての推進力や映像化した際の期待値の高さも選考委員から高く評価され、第1回大賞にふさわしい一作として選出しました。
StellaJeanは、誰もが自由に表現できるボーダレスな物語の世界をつくり、ひとりひとりのイマジネーションから生まれる感動をグローバルに届けることを目指しています。
本作の受賞は、投稿者の皆様が示してくださった“新しい物語の力”が確かに芽生えた瞬間です。これは創業期の私たちに寄せられた大きな信頼であり、このような素晴らしい作品を大賞として発表できること、また投稿してくださったクリエイターの皆様に、改めて編集部一同、深くお礼申し上げます。

nowhere film
最後までずっと面白かったです!
まず冒頭の展開ですぐにこの世界に引き込まれました。ミステリとして物語を最後まで引っ張る力も強く、主人公が一体誰を選ぶのかといった展開はショートドラマにも向いていると思います!とにかく単純に面白い作品でした!

yucca
記憶を失った主人公の前に、家族や恋人を名乗る人たちが次々と現れる。誰の言葉を信じたらいいのか、主人公と一緒に迷いながら、物語に引き込まれていきました。少しずつ見えてくる、それぞれの欲や愛情、執着。そのひとつひとつに、人の心の複雑さを感じました。 もし自分が記憶を失ったら、何を信じて、自分が誰なのかを確かめるのだろう。読んでいるうちに、そんな問いが自然と心に浮かびました。続きが気になって、でも、まだこの物語の中にいたい。読み終えるのが惜しくなる作品でした。

■コンテスト情報
第1回 StellaJean コンテスト 映像化原作大賞
主催:StellaJean(株式会社BookLive)
応募総数:571本(小説部門・脚本/シナリオ部門)
受賞内訳:総合大賞1作品、StellaJean賞3作品、協賛企業賞9作品、佳作7作品
公式サイト:https://stellajean.jp/

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