【漫画】妹になりすまして夜会に出席、そこで知った妹の本性は……? フォーマット逆転『乙女ゲー主人公の兄と悪役令嬢の話』

 妹の罠にハマった兄は、薬で姿を変えられ、妹の代わりに夜会に出席することに。妹が嘆く通り、彼は侯爵令嬢から強い言葉を浴びせられるが……。

 妹を取り巻く環境に驚愕する兄を描く漫画が、Xにアップされた。本作は漫画家・吉野紡(@stone25shion)氏が描く『乙女ゲー主人公の兄と悪役令嬢の話』の、第1話だ。

 今回は吉野紡氏に、本作を創作した経緯や設定の発想について話を聞く。(青木圭介)

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『乙女ゲー主人公の兄と悪役令嬢の話』(吉野紡)

ーー妹と代わった青年と運命に争う悪役令嬢の、ラブロマンスを予感させるストーリーが魅力的でした。本作を創作した経緯を教えてください。

吉野紡:私はジャンルとして、悪役令嬢を描いた作品が好きなんです。そこで「テンプレの悪役令嬢モノを描きたいな」と思い、物語を考え始めました。「悪役令嬢にいびられるゲームの主人公の中身が男の子だったら面白いな」というところから、具体的な内容が決まっていった形です。

ーー主人公がゲームにおける「バグ」という設定にも独自性を感じました。

吉野紡:前編を描いたあとに後編のネームを描いていたんですけど、ちょっと違うなと思って、後編の物語を1度すべてボツにしました。練り直していたときに、アリスの目的をゲームから逸脱することにして、そのために兄を利用していたら良い内容になるのではないかと思ったんです。そして「ゲームから逸脱させるキャラクター」ということで、だったら兄を「バグ」にしてしまえば面白いかなと、アレンのキャラクターが出来ていきました。

ーー凛とした振る舞いの悪役令嬢・ルクレティアのキャラクターはどのように考えましたか?

吉野紡:作中ではテンプレの悪役令嬢のような扱いを受けているけど、本当はそうではない、というキャラクターになるよう意識しました。キリッとしていてプライドが高い印象があるけど本当は不器用、みたいな感じですね。私自身ギャップがある女の子が好きなので、魅力的なギャップがあるキャラクターになっていたら嬉しいです。

ーー本作のなかで、吉野紡氏自身が気に入っているポイントを教えてください。

吉野紡:それこそ私は、ルクレティアというキャラクターがお気に入りです。彼女が王子に啖呵を切るシーンとか、味方がいるとわかって泣きそうになっちゃうシーンとかは、描いていて楽しかったです。

ーー吉野紡氏が漫画を描き始めたきっかけは?

吉野紡:元々物語を考えるのが好きで、絵を描くのも好きだったんですけど、最初は小説に手を出しました。絵は好きではあっても、上手く描けないなという意識があったんです。でもやっぱり絵を描くのが好きで、漫画という形への憧れもあって、結局は漫画を描き始めました。

ーー最後に、漫画家としての今後の展望を教えてください。

吉野紡:商業でも活動していきたいですし、「コミティア」に出るのも好きなので、定期的に同人誌も作っていきたいなと思っています。

 内容で言うと、最近自分の好きなシチュエーションに気づきまして。私は「男の子の主人公視点から見た右往左往して頑張る女の子」が好きで、本作もそういう作品です。なので今後も本作の続きを含め、好きなシチュエーションの漫画を描いていきたいです!

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